第246話_還_ ページ49
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そして現在、雄英高校前。
厳密に言えば雄英高校職員寮前。
なるべく知り合いに会いたくないかな。
ま、とかいってこれから相澤先生に会うんだけどね。
なんて思いながら手をドアノブにかけて深呼吸をする。
今どうにかしないと問題は腐っていく。
今どうにかしなきゃいけない気がする。
今動かなきゃタイミングを失う気がする。
だから今、がんばろう。
ホークスがせっかく背中を押してくれた。
このチャンスを棒に振る訳にはいかない。
まだ痛む体を動かしてドアを開けた。
フリースペースには丁度、相澤先生だけがいた。
「…先生」
「……姿見…」
先生はボクを視界に入れるなり手に持っていたペンを落として目を見開いた。
ホークスは連絡を入れなかったのか。
まああの人らしいっちゃらしいけど。
「帰って、きたのか…」
「はい、あっちで色々あったんで」
なんか、気まずい、さすがに気まずい…
と思っていれば相澤先生が口を開いた。
「これからどうするか、決まったのか」
そんな質問が飛び込んできた。
口篭りながらもとりあえず言葉を出す。
「まあ…なんとなくは決まりました」
「嫌だったらいいが…教えて欲しい」
「…あの時、九州に脳無が来た時。
なんか、自然にこういう場合どう動くかを考え出してて、気づいたら避難誘導して戦闘態勢に入ってました」
ポツリ、ポツリと言葉を紡いであの日を思い出す。
「継続してきたことの感覚って、やっぱ残るんだなあ…って。
たぶんボク、ここ辞めても普通に生活しててそういう場面に出くわしたら同じ事すると思います。仮免持ってるし、ヒーローしちゃうと思うんです。
だからなんならここに居て仕事にしちゃった方がいいのかなって」
「それは…ここに残るってことか?」
「………はい、今この選択が合ってるのか自分でもわかんない。
でもなんか今決めなきゃいけない気がして。
今決めなきゃなにも変わらない気がしたんです。
一旦福岡で休学したのは自分の中で人生の一区切りでした。休学は今の状況を変化させるチャンスだった。
だから今無理矢理にでも決めました。
先延ばしにしたらきっと、落ちる所まで落ちると思うんで」
「それでいいんだな。学校側としても単位ってもんがある。そう何度も休学にできない」
"それでいいのか"
この言葉に即答ができなかった。
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ある(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って作り込んでます！！笑 (6月12日 0時) (
レス) id: 5248a7b457 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - めちゃくちゃ作り込まれていて面白いです。更新頑張ってください!!!!!応援してます!!!!! (2022年4月14日 21時) (レス) @page45 id: 42847795b4 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 猫さん» とっっても嬉しいです！！応援よろしくお願いします^ ^ (2021年12月27日 11時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！応援してます！！ (2021年12月8日 22時) (レス) @page46 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - おちゃきちさん» ありがとうございます!! 自分でもいつ終わるのかわかんないです!笑 これからも応援よろしくお願いします! (2021年10月15日 1時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2021年1月26日 18時
