第239話 ページ42
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手に力を入れ分解して棘になるイメージを脳内で再生する。
お願いお願いお願いお願いお願いお願い!!!!
「分解してよ!!!」
その時、手にピリピリとした感覚が走った。
瓦礫は何個にも形を変え、あの日治崎が作ったような棘の形となる。
その棘はボクの焦りを表すかのように猛スピードで脳無へと向かっていく。
「ゥ…ク…ッ!」
その棘は見事に全て刺さり、脳無の動きを止めた。
どうにか成功した?かな
「エンデヴァー!戦えますか!」
「戦うしかないだろう…!」
「邪魔にならない程度に援護します!!」
その時、脳無が棘を砕いた。
「これでもダメってかっ」
次の瞬間、脳無と目が合った。
「オマエ、ガ…コノ、トゲヲ、」
猛スピードでこちらに向かってきた脳無。
咄嗟に鏡を出そうとするが、オーバーホールの個性に加え久々の戦闘の負荷で体が思うように動かない。
＿＿咄嗟に出せない…！
「やば、い」
脳無が放ったパンチを思い切り腹にくらった。
「うっ…!」
あー、痛い。もろ入ったじゃん、どうしてくれんの。
空中に舞い上がった感覚を覚えながらそんな事を考える。
これで人生終わったら殉職ってことになるのかな、でも学生だしならないかな。えー、どうなんだろ。
でも脳無にちょっとくらいはダメージ与えられたよね、たぶん。
ならあの日みたいに足でまといにはならなかった訳だし結果オーライ?
てか、
ここで死んだら相澤先生、悲しんでくれるかなぁ
＿＿『……絶対に生きろ』
＿＿『俺はお前と、未来を生きていたい』
相澤先生のそんな言葉が急に脳内に響いた。
なんで、なんでこんな時にもでてくるの
毎回なんなの、いっつもでてくる
死んでもいいかもって思った瞬間出てこないでよ
死にづらくなっちゃうじゃん
なんで毎回毎回、生きなきゃって思わせてくるの
一筋の涙が頬を伝う。
結局ボクはこの人には敵わないのか。
体は思い切り舞い上がってから急降下を始めた。
「Aちゃん!!!」
ホークスのそんな声が聞こえる。
それと同時に、体を受け止められた。
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ある(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って作り込んでます！！笑 (6月12日 0時) (
レス) id: 5248a7b457 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - めちゃくちゃ作り込まれていて面白いです。更新頑張ってください!!!!!応援してます!!!!! (2022年4月14日 21時) (レス) @page45 id: 42847795b4 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 猫さん» とっっても嬉しいです！！応援よろしくお願いします^ ^ (2021年12月27日 11時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！応援してます！！ (2021年12月8日 22時) (レス) @page46 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - おちゃきちさん» ありがとうございます!! 自分でもいつ終わるのかわかんないです!笑 これからも応援よろしくお願いします! (2021年10月15日 1時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2021年1月26日 18時
