第238話 ページ41
久しぶりの実戦
というか個性使うのすら久しぶり。
上手く使えるか分からないし考え方も体も間違いなく鈍ってる。
それでも少しでも1番最前線に出てた頃に寄せなくちゃ死ぬ事は確か。
やるしかないんだ
「ステンレス4ミリ」
向かってきた脳無を鏡ではね返す。
この衝撃で脳無の腕が吹っ飛んだ。
「まあでも…再生しちゃうよねぇ」
完璧に再生する前に…っ
「破ァア!!!」
更に思い切り力を込めて地面に叩きつけた。
コンクリートにヒビが入る。
だいぶいった?
手を払って伸びをする。
「やっぱちょっとなまったかな」
しばらく特に動いてもない体は前よりもはるかに重く感じる。
それでも＿＿
久しぶりの戦闘にほんの少しだけ、血が騒いでいるのも事実。
さすがあの二人の娘だなあ…と、苦笑する。
引き続き人に襲いかかろうとする脳無と戦っているとドーン!!!という大きな物音が聞こえてきた。
嫌な予感がしてその場へと急ぐ。
見えた景色は、大量の血を流して倒れるエンデヴァーと強いヒーローを探している黒い脳無だった。
やばい
直感的にそう感じた
と、同時に体が動いていた。
「破ァアァアア!!!」
黒い脳無に殴り掛かるがビクともしない。
訓練していた頃よりも威力は落ちてるのは自分でもわかってる、この攻撃が効くわけない。
殴られそうになるのをどうにか避ける。
「ナ、ナンダオマ、エハ。ヒーローカ、コロ、コッ、コロ、ス」
やっぱり喋ってる…
意識と知能がある脳無だなんてさっきの何倍も厄介だ。
鏡を使った倍返しはさっきの怪力技も効かないのに出すべきではない。
「なら…これしか、」
わかってた、もしかしたら使うしかないんじゃないかって。
1度しか使ったことがない、1度も訓練してない、ただ"あの時"の見よう見まねでやるしかない。
それでもそれがこの場を少しでも良い方向に向けられるのなら
好意を伝えてくれた、助けてくれた、一緒にいてくれたホークスを助けられるのなら
「やるしか…ない」
攻撃しようとしてくる脳無から少し距離をとる。
見ていた限り攻撃力だけじゃなくスピードもえげつない。
その時、エンデヴァーが立ち上がり、炎を出している。
脳無の注目がエンデヴァーに行った。
今のうちだ
ボクは瓦礫だらけのコンクリートに両手を置いた。
お願い、お願いします、お願いだから上手くいって…っ!!!
「発動…っ!!」
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ある(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って作り込んでます！！笑 (6月12日 0時) (
レス) id: 5248a7b457 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - めちゃくちゃ作り込まれていて面白いです。更新頑張ってください!!!!!応援してます!!!!! (2022年4月14日 21時) (レス) @page45 id: 42847795b4 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 猫さん» とっっても嬉しいです！！応援よろしくお願いします^ ^ (2021年12月27日 11時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！応援してます！！ (2021年12月8日 22時) (レス) @page46 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - おちゃきちさん» ありがとうございます!! 自分でもいつ終わるのかわかんないです!笑 これからも応援よろしくお願いします! (2021年10月15日 1時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2021年1月26日 18時
