第229話 ページ32
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「まだわからない?」
「わからないってなにが…」
そう呟くと、ホークスはフッと頬を緩めた
「好きなんだ、君の事が」
「す、すっ、す…?」
「今はまだピンと来なくてもいいよ
いずれちゃんと落としてみせるから」
すき…スキ…好き…?
え?待って待ってどういう事
愛情表現のアレ?
……いやいやいや自惚れすぎでしょ
大人気ヒーローがボクに好意寄せてるとかあり得なさすぎる
じゃあさっきのはどういう意味だ?
「えーと…あの、どういう、?」
「さーすがにもう言ってあげないよ
普通にそのまんまの意味」
そのまんまの意味って事は…?
「ただの自惚れだったらすみません、好きってラブの方の…ですか?」
「逆に今の流れでそれ以外何があるの?」
「…………へっ、……え、えっ、
ええええええ!?!」
ホークスは「ははっ、いつもの調子に戻った」なんて言って笑っている
人からの好意に気付く自信は正直割とある
けど、今回は頭働いてなかったからか全くもって気付かなかった
「ちょ、ちょちょちょ!!まず頭休めていいっすか…っ」
「あ、安心してね。16歳でも結婚できるからって変な事はしないから」
「いや変な事って…!!当たり前ですから!!」
なっ、なんだなんだこの展開は
私の方が振り回されてるじゃないか
「え?付き合っちゃう?」
「そんな軽いノリで重い事言わないでくださいよ!!」
「え〜、本気なんだけどなぁ」
頭を抱えながらも少し、気分的には楽になった気がする
というか、重い気分が少し晴れた
今も尚ニコニコしているホークスにありがとうございます、と呟いた
.
気分は雄英にいる時よりいくらかマシになってきた
のだが
「Aちゃん、これしっかり噛んでよ?」
親なのかホークスは
てか名前呼び定着してるし…
「ボク普通に噛んでますからね?」
「よく噛むとなんか体にいいって言うでしょ。Aちゃん食べるの早いけどすーぐ飲み込むのは体に悪いよ?」
「でもこれでこれまで生きてこれてるし…」
「顔色良くはないAちゃんにその言葉は説得力なし。はい噛んで噛んでー」
「う…わっかりましたよ…」
ボクにとって母親、というものの記憶は小6で止まっている
だからこそちょっと嬉しかったりもする…のかもしれない
「お母さん、みたい…」
「Aちゃん?」
「…なんでもないです」
ホークスなら受け止めてくれるのではないか
そう思い出したのはこの頃くらいからだ
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ある(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って作り込んでます！！笑 (6月12日 0時) (
レス) id: 5248a7b457 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - めちゃくちゃ作り込まれていて面白いです。更新頑張ってください!!!!!応援してます!!!!! (2022年4月14日 21時) (レス) @page45 id: 42847795b4 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 猫さん» とっっても嬉しいです！！応援よろしくお願いします^ ^ (2021年12月27日 11時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！応援してます！！ (2021年12月8日 22時) (レス) @page46 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - おちゃきちさん» ありがとうございます!! 自分でもいつ終わるのかわかんないです!笑 これからも応援よろしくお願いします! (2021年10月15日 1時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2021年1月26日 18時
