第208話 ページ11
「人…なのかねぇ?」
そう問いかけてみると、三奈は首を傾げた
「そりゃあ人だよAは。だってA、"あの人"が居ると笑ってる事多いもん」
あの人…心操の事?
「心操の事?まあ一応ね〜、いる時間も長いわけだし…」
「ちーがう違う!相澤先生の事だよ!!」
「先生…?え、なんで…」
「だってA、先生といる時が1番楽しそうだしそれに…」
「そろそろ練習再会しようぜー!!」
切島の元気のいい声に三奈の声は遮られる
「まあいいや!練習、再開しよっか」
「だね。またボク周りに教えられるように頑張っちゃおーっと」
「A」
伸びをしたまま三奈の方へ振り向く
すると三奈は笑顔をうかべた
「私さ、これでもAとクラスの中で仲いい方だと思ってるから!」
そう言ってみんなの方へと走り去っていく
ボクは三奈に気を使わせてしまったのだろうか
というか…
『ちーがう違う!相澤先生の事だよ!!』
どうして相澤先生の名前が出てきたのだろうか
少しだけ胸が痛んだような気がした
·
「あ!通形先輩!」
しばらくダンスの練習をしていると、そんな緑谷の声が聞こえて振り向いた
そレと同時にみんなの動揺の声も聞こえる
「え!?エリちゃん!?」
「桃がなってるよ!」
ボクは思わずそこに居た少女の名前を叫ぶ
と、それまた同時にバツン!!!という音が聞こえ通形先輩が後ろ向きで草の中に突っ込むギャグが炸裂していた
見て見ぬふりが大事な時もあるよね
なんて思って通形先輩に同情の微笑みを向けているとある人物が視界に映った
＿＿相澤先生。
三奈の言った通りだとしたらボクは相澤先生と居る時によく笑うらしい
なんで?よくわかんないけどちょっと前からずっとボクはこの調子のままだ
考えても考えても答えが出ない
そんな大問題があるらしい
「何考え込んでんだ」
「え」
1人でもんもんと考えていると、相澤先生の声が降ってきた
「これでも歳頃の乙女なんで悩みの1つや2つあるんですからねー?」
「んな事とっくに知ってる。つーか1つや2つどころじゃないだろ、お前」
「まーね」
笑顔を貼り付け返事を返す
周りを見るともう休憩になっていたらしい。みんな寮に戻っていた
そういやなんかエリちゃん文化祭に来られる事になったんだっけ?よかったよかった
その時、相澤先生が口を開いた
「…ちゃんと会ってやってんのか」
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ある(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って作り込んでます！！笑 (6月12日 0時) (
レス) id: 5248a7b457 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - めちゃくちゃ作り込まれていて面白いです。更新頑張ってください!!!!!応援してます!!!!! (2022年4月14日 21時) (レス) @page45 id: 42847795b4 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 猫さん» とっっても嬉しいです！！応援よろしくお願いします^ ^ (2021年12月27日 11時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！応援してます！！ (2021年12月8日 22時) (レス) @page46 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - おちゃきちさん» ありがとうございます!! 自分でもいつ終わるのかわかんないです!笑 これからも応援よろしくお願いします! (2021年10月15日 1時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2021年1月26日 18時
