第199話 ページ2
貴方side
寮に帰る頃には夜になっていた
「帰ってきたァァァ!!!!ヤツらが帰ってきたァ!!!」
という峰田の声が聞こえる
「大丈夫だったかよぉ!?」「大変だったな!」そんな声が止まない
飯田も騒いでいるがそんな中、瀬呂が話しかけてきた
「なあ、姿見」
「ん、瀬呂どしたー?」
「いや、なんかさ、お前だけ魂ここに在らず、みてぇな感じだったからさ」
「そーう?ボクいつも通りだけど
たださすがに疲労困憊って感じかなーあ」
と、いつも通りおどけてみる
「……ホントに大丈夫か?」
「え…」
真面目な瀬呂の表情に面を食らった
え、ボクそんな大丈夫そうじゃない?隠せてない?
でもおばあちゃんの時はこんな感じでも何も言われなかったし…
「いやいや、逆にこれで大丈夫な人がいると思うか〜!?」
バシバシと瀬呂の肩をはたいて瀬呂の表情を伺う
「なんつーか、今これで精一杯って感じがするって言うか…うまく言えねぇけどさ」
「そっか、んじゃ、寝てこよっかな。想像以上に疲れてるみたいだしね
みんなーボクお先にドロンするね〜」
みんなは「おけー」「疲れてるもんな〜」「おやすみ!」と声をかけてくれる
みんなの受け答えもいつものようにするが内心は冷や汗タラタラだ
なんで?これまでの人生でこんな事1度もなかった
強いて言うなら…相澤先生くらい
なのに瀬呂に探られた
入学当初から割と仲良い方だから?
いや、そんなんじゃない。そんなんじゃなくて＿＿
「おい」
「んえ…ああ、バクゴーね」
共同スペースの端にあるソファーに座っていたはずの爆豪に話しかけられる
瀬呂の事もあって身構えてしまうがそれじゃだめだ
特に爆豪のような相手には焦りは禁物
些細な表情、行動、仕草の変化が命取りになるのだ
余計な心配とか、気遣いとか…今はそんなもの受けたくない
ただただいつも通りの生活が送りたいんだ
「そっちから話しかけてくるなんて珍しいね
なに、ボクがしばらく居なくて寂しかったのー?」
「バカすんならちゃんとバカしろや」
「は、いや…どーゆー意味よ?」
シンプルに意味わかんない
何が言いたいんだこいつは
「石楠花が枯れてんな」
そう言って不機嫌な爆豪は部屋へと戻って行った
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ある(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って作り込んでます！！笑 (6月12日 0時) (
レス) id: 5248a7b457 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - めちゃくちゃ作り込まれていて面白いです。更新頑張ってください!!!!!応援してます!!!!! (2022年4月14日 21時) (レス) @page45 id: 42847795b4 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 猫さん» とっっても嬉しいです！！応援よろしくお願いします^ ^ (2021年12月27日 11時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 凄く面白かったです！応援してます！！ (2021年12月8日 22時) (レス) @page46 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - おちゃきちさん» ありがとうございます!! 自分でもいつ終わるのかわかんないです!笑 これからも応援よろしくお願いします! (2021年10月15日 1時) (レス) id: 24dd2edea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2021年1月26日 18時
