episode.51 ページ4
ガララッ
崇「しつれーしまぁーす…」
淳「あ、�陲舛磴鵝�
崇「淳太だけでよかったあ、
他に誰かいたらどうしようかと…」
淳「さっきメールしたやんか、1人って」
崇「せやけどぉ…」
放課後、生徒会室に顔を出した崇裕。
1人で文化祭の予算をまとめている、という淳太を迎えにきたようだ。
淳「というか、迎えにこんでもよかったんに」
崇「今日は俺も準備で遅くなりそうやったし…
なんや、嫌なんか〜？
�陲舛磴鶺磴い舛磴Δ�〜？」
淳「なんや気持ち悪いな…
でもありがとうな、うれしいわ」
崇「……っ、おん……
さ、最近、淳太と一緒に帰れてなかったしな！」
「何照れてるん」と軽く笑いながら、作業を再開する淳太を見て、少し焦ったように視線を泳がす崇裕。
その視線は淳太の手元にある書類に、ふと留まる。
崇「1人で大丈夫なん？」
淳「学年単位の細かい取りまとめは会計に
してもらっとるけど、全体のは大変やから」
崇「そか…すごいなあ
俺、算数苦手やから絶対無理やわ…」
淳「高校生なんやから、もう数学やろ」
そう言ってふふっと笑う淳太を見て、優しげに笑った崇裕は思い出したように「あっ」と声を出す。
崇「照史、今日は委員会でだいぶ遅くなるって」
淳「まじか、大変やな照史も…」
崇「ふくいいんちょー、やしなあ」
淳「人懐っこいからな、慕われてるやろうな〜
…そういえば、後夜祭に誘われたんやけど」
崇「うぇっ？誰に？」
淳「照史に」
キョトンとした様子で大きな瞳をクリクリとさせ、「�陲舛磴鵑發匹Α�」と当たり前のように誘ってくる淳太に聞こえないように小さく溜め息を漏らす。
鈍感さとは、時に暴力だ。
大毅と智洋を見ている時にはよく感じていたが、まさかこのタイミングで淳太にも感じるとは。
薄々、思ってはいたが。
崇「んぁー…、俺、莉子に誘われててんな」
淳「えっ！あっ、まじ！
莉子ちゃん…あっ…えぇ……」
崇「？どしたん？」
突然焦り出した淳太に首を傾げる崇裕。
淳「�陲舛磴鵑董墜澳兇覆鵑笋福�
崇「……淳太には、言われたくないわ」
眉を下げて笑う崇裕と、以前の莉子との会話を思い出して真剣な顔をする淳太。
それぞれの想いが交錯する文化祭まで、あと1週間ーー。
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ぽぽ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、コメントありがとうございます◯*｡初めてコメントいただき感無量です…！これから少しずつ気持ちの変化も書きたいな、と思っているので気長に待っていただけると嬉しいです♪なにせ、のぞむくんまだ小学生なので…笑 (2021年10月2日 13時) (
レス) id: 37c0aa486b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 青桃の気配を感じ取ってニヤニヤしてしまいました☺️しかしお互いに自覚がなさそうなのでここから先どうなるのかソワソワドキドキです。更新楽しみにしています。 (2021年10月1日 20時) (レス) id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2020年12月27日 16時
