episode.41 ページ43
淳「な、なんで�陲舛磴鵑�…」
崇「ごめん、俺が入れるべきやった」
��なんで�陲舛磴鵑�謝るん？��
その言葉は崇裕の言葉に被せられ、消えていった。
幸い、熱湯がかかったのはほんの少しで、火傷と呼ぶには可愛すぎる赤みが残っただけだったが、崇裕の表情は真剣なまま。
座り込んだ淳太の前にしゃがみ、足の甲にじっと視線を向けた後、真っ直ぐ淳太の顔を見る。
崇「淳太には、怪我してほしくないねん」
淳「こ、こんなん怪我とも言えへんよ…」
崇「怖い思いをしたら、それは怪我や
身体も、心も怪我してほしくないねん」
淳「子供ちゃうし、だ、大丈夫やd…」
照「なんやどうしたんー？！」
キッチンから聞こえてきた物音と声に、バタバタと慌てて照史が駆けつけた。
口にはクッキーのカスがついている。
照「…って、えぇ？！
じゅ、淳太くんどうしたん…？」
淳「ちょ…ちょっと、お湯触っちゃっただけや」
崇「おっきい火傷とかやないし、大丈夫やで」
照「ほ、ほんまに…？
あっ、こ、氷とかあるから使う？」
淳「ふふっ、ありがとうな、大丈夫やで
ちょっと慣れないことしたら、ドジった」
淳太は立ち上がり、心配そうに目をウルウルさせている照史の頭を撫でてから「靴下履いとけばよかったな…」と見当違いなことを言う。
崇「片付けてもっかい入れ直すから、
照史は流星と望見たってやー」
照「…分かった、淳太くんはもうお湯入れんでな」
淳「はぁーい…」
崇裕と淳太はリビングに戻っていく照史を目で見送った後、溢れた茶葉を片付け始めた。
至る所にちょびちょびとくっついてしまった茶葉を、見える限りかき集めていく。
淳「�陲舛磴鵝弔瓦瓩鵑�
俺が入れんかったら、こんなことに…」
崇「もぉー、ええの！
俺、ごめんより、ありがとうが好きやー」
淳「……ありがとう」
崇「ふふん、どういたまして！」
淳「どういたしまして、やろ…」
「あれぇー？俺今なんつった？」と首を傾げながら茶葉をかき集める崇裕を横目に、淳太はいつも感じていたことを聞いてみた。
淳「�陲舛磴鵑討機△い弔蘯蕕辰討�れるやん
俺、年上やし、ちょっと情けないよな…」
崇「そんなことないで、…それに、
俺はもうずっと昔に、淳太に守ってもらった」
淳「えぇ？そんなこと、あったっけか？」
崇「大毅がウチに来てすぐくらいの時やなー」
淳太が必死に思い出していると、それらしき記憶に辿り着いた。
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2020年11月30日 1時
