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episode.2 ページ3

ガチャッ



重「かみちゃん、おはよぉ!!」

神「しげ…おぁよ……」



朝に強い大毅と対照的に、朝に弱い智洋はかなり眠たげ…
いや、立ちながらウトウトしている。



淳「おいこらしげ、俺らにも挨拶せえ」

重「じゅんた!じゅんたはええねん!
  かみちゃんはとくべつやから、
  いちばんにあいさつすんねんで!」



なんとも失礼な物言いだが、その後きちんと照史にも挨拶しているところから、性根の真面目さが垣間見える。

…淳太には挨拶していないが。



照「しげ、気づいとるかわからんけど、
  もんちの陰にりゅーせーもおんで」



照史が笑いながら、自分の服の裾を掴んでかろうじて立っている智洋の後ろを指差す。

そこには智洋の服の裾を掴んで、もはや立って完全に寝ている流星の姿があった。



重「りゅーせー!
  いっつもかみちゃんにくっついて…」

崇「待たせたなあ〜、ごめんな、
  しげちゃん味噌汁事件があって…」



崇裕がそう言うと、慌てたように「シーッ」と口止めをする大毅。

智洋に今朝の失態をばらされたくないようだった。

『味噌汁事件』ですぐに察したらしい淳太が、ここぞとばかりに口を開く。



淳「しげ…神ちゃんは綺麗好きやから、
  味噌汁なんてこぼしたら嫌われんで」

重「なっ……かみちゃんはそんなことで
  ひとをきらいなったりせえへんもん!」

神「なぁ…もういかんと?……おくれる?」



智洋の言葉に、みんな慌てて歩き出す。

崇裕に抱えられた望は、キョトンとした顔で、小走りになった崇裕の腕の中で揺れていた。

こんな騒がしい朝が、毎日繰り返されている。

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作者名:ぽぽ | 作成日時:2020年11月30日 1時

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