虹彩にて変わりゆく日々【JW】 (ページ19)

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ーーそれから4年後。

神「あっくん、今日も卒業式の練習？」

照「せやでー、もうな、泣いてまう」

神「ふふっ、昨日も泣いてたやんかあ
　河合くんがわざわざ報告きたで」

流「俺んとこにもきた～
　でも、まだあの紙？もらう練習だけやろ」

照「それでもなんか、もうお別れなんやって思うと
　胸が熱くなって涙出てくんねん！」

神「あ、そろそろ行かな！
　りゅーせー、ランドセルは？」

流「あ……」

照「あっはっはっはっ！！流星お前！」

ランドセルを持たずに靴を履き始めた流星を見て、大爆笑の照史と呆れた目で見つめる智洋。

流「とも、ありがとうなあ」

神「ええよ、行こ、…あっくんも行くで」

照「ひー…笑ったあ、おし、行こか！」

流星が『とも』呼びになったのは、「同じ名字だから、崇裕を名前で呼ぶようになった」という大毅の言葉を聞いてから。

最初、智洋は慣れていないようだったが、今となっては当たり前の呼び名になっている。

時が経てば経つほど、家族としての絆は深まっていた。

照「あっ！淳太くぅーーん！！！」

淳「うるさ…おはよ」

神「淳太、おはよぉ」

淳「神ちゃん今日もかわええな、おはよ」

神「かわいないし！」

照「淳太くん、俺は～～？？？」

淳「おい流星また寝てるやんけ、ほぼ」

神「ふふっ、あっくんまた無視されとる…」

流「んー…ねむた…」

4年前と今では、性格や立ち位置はさほど変わっていないようだ。

智洋が『じゅんたくん』から『淳太』と呼び捨てにし始めたばかりの頃は、寂しいと1人嘆いてる人がいたらしい、が。

淳「ほんなら、お騒がせ家族のとこ行こか」

少し成長した4人はお騒がせかz…濵田家に向かう。