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episode.16 ページ17
ふと、気づく。
崇「あれ、え……嘘やん…」
淳「�陲舛磴鵝△匹靴燭鵝�」
崇「しげ、しげがおらん…」
照「ほんまや、どないしよ…！」
流「さがしにいかな…っ」
神「っ…、しげぇーー！！！」
大毅の不在に気づき、慌て始める6人。
崇「しげ…っ、しげは1人にしちゃあかんのに…」
焦りを通り越して青ざめる崇裕。
淳太が一旦崇裕を落ち着かせ、なるべくまとまって大毅を探すことに。
一方その頃ーー。
重「…みんな……？」
大毅も自分が1人になっていることに気づく。
かなり真剣に智洋のパジャマ候補を吟味していたようだ。
重「いや…っ、いやや…どこおるん……！」
激しく動揺し始めた大毅の目には、段々と涙が溜まってきている。
重「おれのこと、おいていかんで…」
幼き日の朧げな辛い記憶がうっすらと甦る。
重「もう、ひとりにせんといて……！」
「…げ……！しg……しげ…っ！！」
遠くの方から、大毅を呼ぶ声がする。
大毅が勢いよくそちらを見ると、全速力で走ってくる人影。
崇「しげっ！！」
重「…っ！はまちゃ……」
崇裕を見つけた大毅は、智洋の前だというのも忘れ、大声で泣きじゃくった。
自分より少し後に親を失った智洋の前では、あまり弱みを見せなかった大毅が。
ーーもう、誰にも置いていかれたくない、突然ひとりぼっちにされたくない、そんな気持ちで。
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2020年11月30日 1時
