仲直り ページ20
さっきまで目も合わせなかったくせに真っ直ぐ私を見てどこか悲しそうな笑みを浮かべたテヒョンは
TH「好きでもないのに付き合ってくれてありがとう」
なんの嫌味もなく私にそう言った。
なに…それ…私が子供みたいじゃん…
「あのさ」
TH「……」
「……っ…その…ゴホンッ 私もごめん。」
目をまん丸にして私を見てきたテヒョンの顔をぐっと別方向に向ける。
「こっち見ないで。……で、続き。まず嫌いって言ったこと。あれ本気じゃないから」
その言葉を聞いたテヒョンはまた私を見てきた。
だから見るなっ!!あっち見とけっ!!
またテヒョンの顔をぐっと押して話を再開する。
「た、確かに言ったことに嘘はないし全部本音。だけど芸能人だからとかそんなの関係ないし……す、少し?言いすぎだかなーって…」
言ってるうちにだんだん恥ずかしくなってきて最後らへんはほとんど聞こえないくらいの小さな声。
「ちょっと…離してよ」
そう言ってるのに更に抱きしめる腕に力を込めたバカ。この方はやっぱり人の話を聞かない。
TH「もう二度と口も利いてくれないのかと…っ…」
泣いてるかわからないけど泣いてるような声。男のくせにっ!!
TH「なんでだろ…涙が勝手に…」
泣いてたんかーい。
TH「グガとの喧嘩の時『ヒョンなんて大っ嫌いです!!』って言われて全然口利いてくれなかったのに、グガが『ヒョン本気にしないでください。ヒョンはカッコイイし僕の憧れです。本当に反省してます。許してください!そしてこれからも僕と遊んでください!大好きヒョン!』というカトクを間違ってジニヒョンに送ったことを知った時の気分だ…」
どちゃくそ長いし妙に話がリアル。それよりもテヒョンの今の気分よりその時のジンさんの話を聞きたいんですが。
「長い。」
TH「俺たちやり直せるの?」
「そ、そうかもね…!」
すると私を抱きしめたまま右左とブンブン体を揺らすテヒョン。そのせいで髪がぐっちゃぐちゃ。
TH「あ〜よかった…俺本当に好きなんだ」
「わかったから」←げっそり
さっきまで泣いてたくせに今は子供みたいに口を四角にして笑ってさ。本当気分屋。
「テヒョン、ご飯食べていきなよ」
TH「え?」
「お腹空いてないの?私ペッコペコ」
TH「作ってくれるの!?」
「っるさいなーとにかくお腹すいたからシチュー」
テヒョンが返しにきた服を受け取って二人一緒に玄関のドアを開いた。
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BOO(プロフ) - 翔マンネさん» どうしても思いつかなかった時に参考にしていた程度なんですが、楽しんでもらえてとっても嬉しいです!!ありがとうございます泣 (2018年5月27日 16時) (レス) id: 74bd337fb1 (このIDを非表示/違反報告)
翔マンネ(プロフ) - はい!いつも更新が楽しみで!リンレイコンビ大好きです!なのでバンタンで恋愛革命の小説ありがとうございます。 (2018年5月26日 13時) (レス) id: 102d20cc33 (このIDを非表示/違反報告)
BOO(プロフ) - 翔マンネさん» はい!読んでました!でも最近はなかなか読めていません泣面白いですよね!! (2018年5月25日 19時) (レス) id: 74bd337fb1 (このIDを非表示/違反報告)
翔マンネ(プロフ) - あ、やっぱり恋愛革命読んでるんですね!!私一番好きで!! (2018年5月20日 12時) (レス) id: 102d20cc33 (このIDを非表示/違反報告)
翔マンネ(プロフ) - 作者さんってXOY読んでますか?そのアプリの中にある話に少し似てたので…もし、そうでしたら嬉しいです!! (2018年5月20日 12時) (レス) id: 102d20cc33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:BOO | 作成日時:2018年2月14日 23時