タタは可愛いけどテテはうざい。2

大喧嘩 ページ16

(あんたもいい加減にしてよね！逆ギレとかマジありえないから！)

TH「は！？なに！？日本語とかずるっ！！」



あ。ついつい感情的になり日本語が出てしまった。



「とにかく期待するのもおかしくない！？私は最初から今までずーっと嫌って言ってたけど？」

TH「じゃあなんで付き合ったんだって話だろ〜？？」

「その語尾伸ばすのやめてくんない？ムカつく」

TH「まずなんだその口調！年上に向かって！オッパ呼びもしないし！！」

「別に付き合ってるんだからいいじゃん！今更直せないし！」

TH「ほらこういう時だけカップルって！」



なんかどんどん話がズレていってる気が。



TH「とにかく人をおちょくるのもいい加減にしろ！遊びだったとかまじありえない」

「誰が遊びとか言った？」

TH「言ってるのと変わらない。今ここでハッキリさせろっ！」

「大っ嫌いよ！！！」



私の怒鳴り声だけが響き、一瞬でシーンとなる。テヒョンも石のように固まっていて。

ハッキリさせろって言ったのはテヒョンだからね？



「嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い大っ嫌いっ！！！」

JK「うわぁ…」

JM「す、すげぇ…」

JH「やばいな…」



こんな大声出したことないのにあまりに興奮して拳を握りしめて"嫌い"を連発した。

もう…終わりなんだから。



TH「…っ…それで終わり？」

「何が？まだあるの？テヒョンもそれが本性なんでしょ？あー怖い怖い」

TH「……」

「私もこれが本性よ？これで納得？」

TH「本性ってなんだよ。怒らせるようなこと言うからだろ？」

「よく言うわ」



そしてやっと落ち着きを取り戻した私たちはお互いに黙り込んだ。

ただ足元に冷たい風が吹くだけ。



「はあ…マフラー届けに来ただけだっていうのに…」

TH「……」

「じゃあね」



テヒョン。あなたもわかったでしょ？私たち合わないし、やっぱり長くないって思ってた。

まず一番イラついたのは芸能人だからだろ？っていう言葉。

あーもうまだイライラする。疲れた…
芸能人と付き合わされたこっちの身にもなれっつの。

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