今更すぎるよ。8《ジョンハン》 (ページ11)

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そして、目の前にいるジョンハンさんに怒りがフツフツと湧き上がってきた。

JH「ごめん、あのさ、」

「､､､'' つい '' したんだ。」

JH「！！！違うんだこれは、」

「いい、変な言い訳なんか聞きたくない。」

その場から立ち去ろうとした時、ジョンハンさんに手首を掴まれ、引き止められた。

「！､､､離して。」

JH「ごめん､､､１回話を聞いて欲しい。」

「離してってば！」

振りほどこうとしてもグッと力を込められて、振り解けない。

JH「お願いだ！」

「痛い！」

JH「！､､､ごめん。」

「､､､最低。」

JH「！！！､､､A、」

力が緩んだすきに素早く手を引き、「最低」という言葉だけを残して、その場から走り去った。

去る瞬間、微かに私の名前を呼んだジョンハンさんの声が聞こえたが、それを無視してただひたすらに走った。

JH『悪い､､､'' つい ''。』

「ふぅっ、う、うっ､､､」

その言葉が耳から離れない。

涙が溢れて止まらない。

何でこんなにも悲しいんだろう。

まるで､､､

'' 失恋 '' した時のように､､､

胸がギュッと苦しくなった。

部屋に戻ってからも放心状態のようになっていて何も考えられなくなっていた。

「ついって､､､だったら '' キス '' なんか思わせぶりしないでよ。」

私はまた涙を落とした。