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「あ、待ってミンギュ！」
MG「うん？どうかしたか？」
「これ､､､覚えてる？
'' あの時のマフラー ''。」
MG「！！！､､､これ､俺の､､､」
「うん、そうだよ､､､笑。ずっと私が持ってて、この間整理してた時に出てきたんだ。｣
MG「そうなんだ､､､。」
｢あの頃の私さ、色々傷ついて泣いてたんだけど、そんな時このマフラーを巻いたミンギュが助けてくれてさ､､､笑。
覚えてる？ミンギュのお母さんの誕プレを一緒に買いに行った日だよ。
本当、あの頃のミンギュは私にとっての唯一の味方みたいで、すっごく頼もしかったよ､､､笑。」
MG「それは良かった､､､笑。」
「あとさ、スタバよく行ってたよね？懐かしいなぁ〜笑。」
MG「､､､うん。」
途端、ミンギュが顔を伏せた。
余計なことを言ってしまったのかと焦った私は、何か言おうと必死で､､､
「タンスの匂いしてたからちゃんと洗ったよ！ごめんね、私がずっと持ってて､､､！！！」
その瞬間、ミンギュが私を力強く抱きしめた。
「ミンギュ！？」
MG「ごめん､､､'' 今だけ ''こうさせて。」
「､､､。」
MG「好きだA。好きだ、好きだ､好きだ
､､､'' 大好きだ ''っ！」
「！！！､､､。」
私は何も答えなかった。
とても広くて暖かいミンギュに包み込まれて、微かに香るミンギュの匂いは '' あの頃 '' から変わってなかった。
安心感のある優しい匂い､､､。
私に｢大好きだ｣と言ったミンギュの声は少し震えていて、とても悲しく感じた。
それからしばらく経ってようやくミンギュが離れた。
「､､､ミンギュ。」
MG「ごめん､急に､､､」
「ううん､､､」
MG「じゃ、」
「､､､ミンギュ！私にとってミンギュは本当に大切な人で、ただの友達なんかじゃないの。だから､､､」
MG「､､､ありがとう。(涙)」
「！！！､､､ミンギュ。」
ありがとう、と言ってこちらを向いたミンギュの目から一筋の涙がこぼれていた。
ｶﾞﾁｬﾝ
玄関のドアが閉まり、ミンギュの姿が見えなくなった。
私はしばらくその場で立ちすくんでいた。
そして、泣きそうなくらい､､､辛く苦しかった。
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年9月27日 21時
