今更すぎるよ。3《ジョンハン》 (ページ9)

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(！オッパ、、、！なんで！)

片付けで疲れてたはずなのにそんなものはどっかに吹き飛んでしまった。

胸がものすごく高鳴った。

スマホを持つ手が震えているのも分かる。

JH《A。ごめん。》

JH《Aの連絡先消さないといけなくなった》

私は、、、何を期待していたんだろう。

あんなことがあったのに、オッパが簡単に連絡してくるはずなんて無かった。

もし、あったとするならば、、、それは、、、

'' 別れ ''の連絡だ。

JH《A、別れよう。》

数秒間、思考が停止した。

ただ、その画面を見つめることしか出来なかった。

やっと意識が戻ってきた頃には、、、激しいほど胸が締め付けられ苦しかった。

分かっていることなのに、、、。

「嫌だ」と送りたい、、、けど、、、

《うん。大丈夫だよ。》

《今まで、ありがとう。》

JH《俺の方こそ、ありがとう。》

《オッパが先に消してね。》

JH《おう。じゃあ、またな。》

《うん。またね。》

そう、最後にいつ会えるか分からない''またね''を言い合い、、、

【ジョンハニオッパ】と言う文字が、、、

【メンバーがいません】と言う文字になった。

私のカトクからオッパのカトクから消えた。

そして、、、彼氏では無くなった。

いや、もう友達ですら、、、

知り合いですら、、、

無くなった。

あの時、、、ああしていれば。

あの時、、、こうしていれば。

って、後悔しても遅いのに、、、。

でも、そうしないとこの気持ちはどうしたらいいの？

せめて、まだ''今日までは''理想を持っていたい。

もし、今まで通りだったら今頃は？って。

でも、分かってる、、、。

「、、、そんなの虚しすぎるよ。」

もう、断ち切らなきゃ。

引きずってても仕方がないって。

私は、ダンボールの奥からある箱を取り出し、それに、、、

ブレスレットをしまった。

オッパとの思い出も、言葉も、この想いも全てそこに、、、一緒にしまった。

右手にあったブレスレットが急に無くなって違和感しか無かった、、、でも、

「私も、、、区切りをつけなきゃだよね、、、？」

そう、自分に言い聞かせた。

いや、それしか出来なかった。

「あの時、、、あんなに泣いたのになぁ。」

その日の夜は涙が止まらなかった。