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段々と暑い夏がやってきた。
もうすっかりこの生活には慣れてしまって、特に代わり映えもなくって感じだ。
1つあるとしたら、、、
ソジュン「A〜、暇だったらさこのダンス覚えてみな！」
「うんぇ？」
ソファーに寝転んでいた私にお父さんがとあるダンス動画を見せてきた。
聞いたことあるような曲が流れて、、、ってこれ、、、
「防弾少年団じゃん。」
ソジュン「そうそう。この前カムバしてさ、花様年華のやつ〜！良いでしょ？良いでしょ？」
「、、、うん。」
メンバー7人が見事に揃っていて迫力もすごくて、、、圧巻だった。
振り付けもセンスがあって、曲も良くて、、、
気づいたら私は、スマホを手にその振り付けを覚えていた。
久々に心が踊った。
大体覚え終わったあと、少し気になったことがあってお父さんに聞いてみた。
「ねぇ、お父さん。」
ソジュン「うん？何？」
「この人ってさ、、、名前なんて言うの？」
ソジュン「うーんどれどれぇー、、、ジョングクだよ。」
「ジョングク、、、？ふーん、、、。」
ソジュン「？グクがどうしたの？」
やっぱり、、、グクとそっくり、、、てか、名前も一緒だなんて、、、おかしい。
「あとさ、ジョングクって人の苗字は、、、」
ソジュン「チョンだよ。チョンジョングク。」
グクと同姓同名だなんて、、、
「事務所のスタッフの中にチョンジョングクって人いる？」
ソジュン「居ないよ？なんで？」
「いや、、、別に。」
またもや、やらかしてしまった。
グクが''アイドル''だったなんて、、、。
いや、確かにあのビジュでアイドルじゃないなんて勿体ないなとは思ってた。
どうしよう。
もう、事務所行けないや、、、怖い。
ソジュン「A。グクと会ったの？」
「いや、、、会ってないよ。」
お父さんに急に質問されてびっくりしたけど、冷静に返した、、、つもりだ。
そして、その場から立ち去ろうとした時、、、
ソジュン「A。''あの時''のことは、、、もう良いんだよ。」
あの時とは、、、あの時のことだろうか。
ソジュン「Aだけのせいじゃないし、お父さんの勝手で責任を取っただけだし、それに、Aにはダンスを思う存分踊っていて欲しい。」
「、、、ありがとう。でも、、、怖いの。」
ソジュン「そっか。、、、ごめんね。怖い思いさせて。」
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年7月18日 23時
