今更すぎるよ。2《ジョンハン》 (ページ3)

今日:3 hit、昨日:45 hit、合計:29,479 hit

ミンギュside ページ3

ソクミナには悪いけど、せっかく2人で出かけるから、強引にAを連れて来た。

Aは少し怒ってたように見えたけど、「2人で行きたかったから」って、言ってみたら「素直にそう言いなよ。」って笑われた。

確かに、素直に言えばいいのかもしれないけど、恥ずかしいし。

何となく、Aにこの気持ちがバレそうな気がして、、、って、今思えばバレなかったかも。

だって、全然気づかないもん。A。

気づかれないのも苦しいな。いっその事気持ちを、、、いや、ダメだ。焦るなキムミンギュ。

「、、、Aさ。誰にプレゼント渡すの？」

って、聞いてみた。

どうせ、ジョンハニヒョンでしょ。

Aは誤魔化してるつもりかもしれないけど、バレバレ。

「、、、そっか。、、、じゃあ、これとか、良いんじゃな、い？」

Aは嬉しそうに俺がテキトーに選んだネックレスを見ていた。

てか、俺、、、何やってんだろ。

Aとジョンハニヒョンのこと応援する気なんて一切ないのに、、、

Aと一緒に出かけられるからって、来ちゃったけど。だいぶ、、、辛いな。

A「ミンギュ、、、？」

「うん？あ、あーごめん。」

俺は一旦Aから離れた。

それから少し経って、Aの方に行くと銀色のペアブレスレットを手に取り眺めていた。

あー、あれをプレゼントにしたいんだろうな。

直感的に分かった。

これから、あのブレスレットを付けた2人を想像すると、とてもじゃないけど胸が苦しくて仕方なかった。

「何見てんの。」

俺は、背後から覗くようにして声をかけた。

Aはびっくりしたようで、反射的に振り返ってきた。

急に至近距離になり、胸が高鳴った。

それから、次のお店、次のお店と転々とし、お礼の意味があるハンカチをプレゼントにした。

その道中、Aと楽しいと思えることもそれなりにあって、良かったと安心した。

まだ、いける。

そう、思う自分はどんだけ諦めの悪い男なんだと心底思うよ。

A「ミンギュ！今日はありがとう！楽しかった！w」

そう、Aが俺に笑ってくれるから諦めきれないんだよ。

いっその事嫌ってよ。

そう心の中で呟いても、何も起きないのにな。

「またなんかあったら、ソクミナじゃなくて俺に言えよ？w」

結局そうやって''友達''的な立場の発言しかできなくて、、、

弱気でしかなくなるんだ。

～ミンギュside fin～