今更すぎるよ。《ジョンハン》 (ページ26)

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「はぁ。」

さっきからため息しかついてない。

(ジョンハンさん、、、久しぶりに会えて嬉しいはずなのに、、、あの状況を見られたくなかった、、、)

あの日から、数日が経っていた。

そして、あれ以来事務所には行っていない。

ミンギュとソクミナが言うには、みんなまた私と踊りたいと言っているらしい、、、

DK「どうしたの？さっきからため息ばっかついて。」

トイレに行っているミンギュの席に座って、ソクミナが聞いてくる。

「うん。、、、大丈夫。」

DK「大丈夫じゃない。ねえ、何かあったんでしょ？人に言ってみたら案外楽になるよ〜」

ソクミナがそう言うから、、、

「実はさ、、、」

DK「、、、なるほどねぇ。ねぇ、それってさ、Aはジョンハニヒョンのことが好きなんじゃない？」

「え、、、」

ソクミナがあまりにも自然にそう言うから、混乱した。

私がジョンハンさんのことを、、、

好き？

「え、、、そ、そんなわけ、、、」

DK「そんなわけある。だって、ジョンハニヒョンにミンギュと一緒に居た所を見られて、嫌だって思ったんでしょ？」

「う、うん、、、」

DK「で、ジョンハニヒョンを前にすると、何故か緊張して、ドキドキする、、、。100パーいや、120パー好きじゃん！そんなの！」

そう、何故かジョンハンさんを前にすると、緊張してドキドキしてしまう自分がいた。

でも、今まで恋愛とは無縁だった私には''好き''という感情がよく分からなくて、、、

DK「え？そんなの、簡単だよ！

気がついたら、''会いたいな''って思ってるならそれはもう、好きだね。」

この時の私は、このソクミナの言葉の意味がイマイチ理解できなかった。

でも、何となくそんな気もして、、、

ジョンハンさんの顔を思い出していた。

それから、ミンギュが帰ってきて、ソクミナは「秘密にしといてあげるから！安心してね！」なんて、言ってきた。

ミンギュは、「ねぇ、何のこと？」って、しつこいほど聞いてきた。私が意地でも言わないから少し拗ねていた。

ソクミナの言う通り、、、人に話した方が少し楽だった。

まだ、''好き''というのが実感できなくて分からないけど、、、

さっきまで重たかったものが、少し軽くなった気がした。