今更すぎるよ。《ジョンハン》 (ページ24)

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② ページ24

ソジュン「あれ？ジョンハンじゃん。どうしたのこんな夜遅くに。」

「あ、ソジュンヒョン。いや、なんか無意識に来てた。」

ソジュン「そっか。あんまり、無理すんなよ。」

「それ、寝る間も惜しんで練習させてる事務所側の人が言う？w」

ソジュン「うぉ！ジョンハンは相変わらず痛いとこつくね〜w」

「まぁねw」

ソジュン「今は、スニョン、スンチョル、ジフナのいつもの3人ぐらいしか練習してないよ。」

「あいつら、まだ練習してるんですか、、、？」

ソジュン「うんw「もう今日は早く帰って寝とけー」言ったんだけど、「まだあと少し！」って言うこと聞かないからw」

ジョンハン「そうなんですね、、、」

すごいな。そこまで本気になれるなんて。

特にあの3人は俺とは、まるで本気度が違う。

本当に純粋にアイドルという職業を目指して頑張ってる。

さっきまで同級と遊んでいた俺が恥ずかしくてたまらなかった。

ソジュン「、、、でもさ、ジョンハンも今日、罪悪感でここまで来たんでしょ？そう思えてて偉いじゃん！」

ソジュンヒョンはいつもこうだ。

俺が、劣等感を感じないように優しい言葉をか
けてくれる。

俺が事務所の中で、唯一信頼している人だ。

お父さんみたいな。そんな感じ。

「まぁね。」

俺は、なんでもないように言って帰ろうとした、、、

ソジュン「今日、A来てるよ。顔出してあげたら？」

自然と足が止まった。それと同時に胸の奥が少しムズムズとした。

「今日、A、、、居るんですね。」

ソジュン「うんw」

その事実が嬉しくて、無意識に引き返していた。

また、Aに会えるんだ。って。

ソジュン「今日はみんなと練習してたよ。」

俺は、その言葉を聞いて一瞬でその嬉しさが消えた。

何故か、不安が襲った。

「みんなって、、、みんな？」

ソジュン「うん。まぁ、ジョンハン含めて今日来てない人も何人か居るけど、少なくとも今日自主練に来た人達は一緒に練習したんじゃない？」

そして、その言葉を聞いてさらに不安が大きくなった。

(なんで、、、こんなモヤモヤするんだ？)

俺だけの秘密。俺とAだけの楽しい練習。

それが、、、一瞬で崩れた気がした。

(てか、なんで俺こんな焦ってんの？こうゆうキャラじゃないのに、、、。)

自主練しなくて後悔したのは今日が初めてだった。