12 ページ14
「おはよう。」
MG「おはー」
DK「おはよ！」
ミンギュとソクミナと初めて会った時から１ヶ月半くらいが経ち、学校にも少しずつ慣れてきた。
また、ミンギュやソクミナとも楽しい時間を過ごしていた。
たまに日本語を教えたり、なんでダンスをやり始めたのかとか、練習生になったきっかけはとか、親しくなったついでに話したりしていた。
こんなにも学校に行くのが楽しみになっていたなんて、ここに来たばかりの私は思わなかっただろう。
そして、ミンギュやソクミナのおかげで少しずつ本心で笑う回数も多くなり、お父さんからは明るくなったね。と言われた。
ただ、心残りと言えば、、、
ジョンハンさんに会えてないことかな。
全然、事務所に行っていない。
あの日、ジョンハンさんと練習してから1度も会っていない。
なのに、ジョンハンさんのことを思い出さない日はなかった、、、
行かない理由は単純だ。
事務所に行く理由も特にある訳でもなく、なんだか自分は場違いな気がして、行けなかった。
MG「そういえばさ、Aって誕生日いつなの？」
「私は10月4日だよ。」
DK「へぇー！じゃあジョンハニヒョンと一緒なんだ！」
「ジョンハニヒョン、、、？」
MG「俺らの事務所の練習生の1人だよ。Aはその人と同じ誕生日。」
「へぇー、、、」
MG「思い当たる節あるの？」
｢ビクッ｣
いきなり、ミンギュが何かを勘がずいたように言った。
「え、その、私、実は事務所の練習室でジョンハンさんとダンスの練習したことが何回かあって、、、」
DK「え！ジョンハンさんってジョンハニヒョンのこと？」
「う、うん。多分、同じ人を考えてるなら、その人だと思う。」
MG「へぇー、、、」
ミンギュは遠くの方を見ながらそう呟いた。
MG「えーじゃあ、なんでA教えてくれなかったの！俺も一緒に練習したいのに！」
と、今度はいつものミンギュが犬みたいに拗ねて言った。
さっきとは顔つきが違うから若干困惑した。
DK「俺もAと練習したいな！ダンス踊りたい！」
MG「どこの練習室？」
「えっとね、小さい個人練習室なんだけど、、、」
DK「あ、あー！分かった。ナムジャ専用のとこ？」
「そうそう！」
MG「あんなとこ狭いでしょ。」
「私にとっては小さくても、全然良いんだ、、、''楽しい''から。」
無意識にジョンハンさんのことを思い出していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 262人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年7月1日 23時
