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「あ、ジョンハンさん、、、、」
ジョンハンさんに会いたいと思っていたから、まさか会えると思ってなくて、びっくりした。
JH「なんだよ、その反応は。嬉しいです！とか、ない訳？」
「え、いや、う、嬉しいで、す、、、。」
何故か、ジョンハンさんを前にすると緊張してしまう、、、
JH「、、、ふっwうん。俺も、嬉しい。」
いたずらっぽく笑って言った。その笑顔に少し、ドキドキした。
JH「Aは、なんでまたここに来たの？」
「あ、そのお父さんが、大事な資料を忘れて、、、来たついでにここで練習しようかなって、、、」
JH「お父さん？お父さんって誰？」
「えっと、キムソジュンです。」
JH「ソジュンヒョン！？え、ソジュンヒョンって子供いたの！？」
「え、あ、あの、」
JH「でもさ顔似てなくない？」
(こうゆうの、まだ慣れないな、、、)
「私、お父さん、あ、ソジュンさんに、、、引き取られたんです。」
JH「あ、あーなるほどな。ごめん、なんか。」
「あ、いえ。」
JH「あとさ、A韓国人じゃないでしょ？」
「は、はい。」
JH「やっぱり。最初、会った時名前とかもそうだし、雰囲気とか、なんとなくそうかなって。」
「ごめんなさい。」
JH「？なんで、謝るの？」
気づいた時には、そう謝っていた。
私また1人になるのが怖いんだ。
いや、違う。今は、
''ジョンハンさんに嫌われる''
のが怖いんだ。
「い、いえ。大丈夫です。」
JH「そっか。」
それから、私とジョンハンさんはそれぞれ練習をしたり、ジョンハンさんが私に聞いてきてアドバイスをしてあげたりと、充実した時間を過ごした。
JH「じゃ、俺行くわ」
「え、、、」
休憩中にあまりにも突然に言うからびっくりして、、、
JH「え？何？何？Aは俺が行って欲しくないの？w」
「ち、違います！」
JH「はははw正直になれってw」
「ほ、本当です！」
JH「分かったw分かったwじゃあな。」
そして、ドアの前で立ち止まり、、、
JH「あ、あのさ、俺、日本人だから。養護施設で育ったから。とかで態度変えるような人間じゃないから。安心しろよ？」
振り返って私の目を見て優しく笑った。
そして、練習室を後にした。
私はその数秒間、思考が停止した。
でも、ジョンハンさんが私のことを受け入れてくれてるんだって。
その事実がものすごく嬉しくて、微笑まずにはいられなかった。
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2023年7月1日 23時
