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HC「チャルラヒョン落ち込んでるね」
ドンちゃんが振り向いて私を見下ろす
そのまま首に片腕を回してくる
HC「大丈夫だって何度言ったら分かるの〜。今回会えなくても、次のツアーでまたチャンスがあるじゃん」
「そうだけど」
そうだけど、それってどれくらい先の事だか分からない
また雰囲気が変わって分からなくなりそう
ボーッとしてると、向かい側に座るマクの大きな目と合う
HC「そもそもマクヒョン、あの子の顔も知らないのによく探そうと思ったよね」
「あ！」
そう言えば
ドンちゃんの背中を軽くグーパンチする
「ねえ、あんたマクに全部話してたんだね？」
HC「うん…義理だと思って…マクヒョンなら平気でしょ？」
MK「そろそろオレを信頼してよヌナ。実際、もう何年も他のヒョンにもメディアにも言ってないじゃん」
HC「何でそんなに秘密にしたがるわけ？」
「……色んな人に沢山話したら、あの言葉の効果が減っちゃうと思ったの」
私が溢すと、ドンちゃんがブッと吹き出すように笑う
HC「何それ、すごい可愛くてウケる。あーやっぱヒョンは最高だね」
MK「ヌナ、本気でそういうとこ、変わらないで欲しい」
「じゃあ…これからもずっと2人で私の面倒見てね」
ふざけて言ったのに
ドンちゃんとマクが大真面目に頷くから思わず声を上げて笑ってしまった
私の笑い声を聞いて、先程からチラチラこちらを伺っていたヒョン達がやって来る
JN「楽しそうだね、何の話？」
「2人が老後まで私の面倒見てくれるって話」
DY「老後？日本で？」
「あーそこまでは考えてなかった…」
MK「ていうかさ、老後までとは聞いてないんだけど？」
HC「ていうか、いざという時は僕と結婚したら良いんじゃない？」
結婚というワードが飛び出すと
男達が大きくざわついて、全員が好き好きに話し始める事態に
もう…うるさいなぁ
「私…クールダウンしてくる」
JN「どこまで行くのー」
「シャワー浴びて、その辺歩いてるよ」
DY「チャルラ、ホテル戻ってからにしたらー？」
HC「ヒョーン、行かせない」
「後でちゃんと合流する。マネヒョンがもし探してたらそう伝えて下さい」
ママみたいに気にかけてくれるジャニヒョンとドヨンヒョンに会釈をして
私はうるさいドンちゃんを膝から降ろす
口では行かせない…とか言って、マンネは秒で離れた
今の冗談に対して私が不快に感じたことに気付いてるみたい
自分で言って勝手に気まずくなってるんだから…しょうがない
少しも私のせいじゃない
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作者名：F | 作成日時：2019年8月5日 1時
