#Long_Slow_Distance (ページ32)

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NEO CITY : Day 1 ページ32

テイル
ヘチャン
ドヨン
ジャニー
ジョンウ

ーチャルラ

マーク
ユウタ
ジェヒョン
テヨン

今回の構成、開幕、私はジョンウの背中を追って舞台に立つつもり…だった
韓国の単独コンサートでも、日本公演でも

これまでは、つもり、だった
でも今日ようやくその願いが叶う

あの日、怪我をした【Cherry Bomb】で復帰するよ

あの時みたいにターンをして中央に私達が集まる
ファンのボルテージが最高潮に上がる瞬間

近くの立ち位置のマークと目が合う
大丈夫、もうくじけない

♪ I’m the biggest hit on this stage.

続けて【Come Back】を歌うドンちゃんと私は今日の主人公

そうして、私が127へ合流した【Limitless】でシズニとの確実な絆を確かめる

今の私達を見てほしい

誰に？シズニに
そして、チングに

ジャニヒョン、ドヨンヒョン、私が加入したこの曲で
ジョンウが加入した今の私達10人の姿を

ドンちゃんも私も、しっかり自分の歌唱パートを消化して、初日が無事に終了した

***

舞台を降りた後、緊張の糸が切れたのか床に倒れこむ
慌てて男性スタッフがあちらから駆け寄ってくるけど、傍にいた機材スタッフヌナが真っ先に肩を抱いて起こしてくれる
私のすぐ後に続いてきたテイルヒョンの声が聞こえた

TL「A」
「ヒョン、ヌナを手伝ってあげて…ヌナの荷物」
TL「分かった。というか、俺がお前を持つよ…」

ありがとうございました、だとかヒョンの声が微かにしている
酸欠状態なのか、聴覚も少し不安定になってくる
呼吸しているのかも分からない

気が付いたら視界が真っ白で…気を失っていた

***

JW「…起きた？」

次に目が覚めると…多分、医務室みたいなところ
さすがアリーナの建物だけあって…すごく高い天井が広がっている

横たわってる場所の近くでジョンウがパイプ椅子に座ってる
シャワーも済ませたのか、清潔感ある出で立ちでツアージャンパーを羽織ってる

JW「ヌナ、舞台降りた瞬間ぶっ倒れたよ。あんまり驚かせないで…」
「うん。ごめんね…」

私が言うとジョンウがニコッと笑った

「ま、言ってもあれから40分くらいしか経ってないけどねん♪何にも気にすることないよ」
「ありがと、ジョンウ。皆は…？」
「さぁ？皆ホテル戻ったかもー」
「そっかあ」
「あ、でも、ヌナが起きたらすぐ話したいからって待ってる子がいんだけど」

呼んでいい？

ジョンウが言うのと同時にドアが開く
まるで扉の外でタイミングを伺ってたみたいに