困ったお嬢さん�� -SIDE：TY ページ22
-SIDE：Taeyong
北海道でのコンサートを目前に控え
コンテンツ撮影や取材もある中、数日の休暇が与えられた
行きたいところは色々あったけど、身体を優先してホテルで休養する事にした
幸い、やりたいゲームも溜まっているし…
打ち合わせを終え、ホテルの売店でお菓子を買い込んだ
たまたまジョンウと悠太に会って、休暇の使い方について少し話し込む
2人と別れた後、ありがたく譲ってもらった一人部屋に向かうと、ドアの前に誰かが立っていた
遠目でもすぐに分かるシルエット
下を向いて、痛まない方の足を揺らしている
『Aちゃん？』
俺の声に影が顔を上げる
「…ヒョン、ごめん。しばらく一緒に居てもいい？」
.
.
.
ホテルの一室に長時間2人きりは変だし、勘違いされるのもAが可哀想だから
マネヒョンに同じ部屋で仕事をしてもらいながら、俺は休暇らしくただゲームをして、お菓子を食べて、少し休んでまたゲームをして…
その間Aはずっと眠って一度も起きなかった、と帰り際、
まだ半分眠っているAを脇に抱えたヒョンが言っていた
肉体的な疲労？ は…正直、脚以外には見当たらない
考えられるとすれば精神的な疲労？
数十分経ってもモヤモヤが続いて、本人に聞こうといよいよスマホを開く
起きていたら返信が来るはずだ
[無事に部屋に着いた？]
Aちゃん[うん。今日はごめんなさい]
[結局何があったか聞けなかった]
[ごめんね]
Aちゃん[なんでヒョンが謝るんですかTT]
Aちゃん[ヒョン私早く仕事がしたいんです]
Aちゃん[早くまた皆と一緒にステージに立ちたい]
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作者名：F | 作成日時：2019年8月5日 1時
