#Long_Slow_Distance (ページ14)

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もう一度ここから…③ ページ14

いつもの食堂に行くと、入口近くの席でジョンウが
冷麺を食べていた

JW「あっ、ヌナ！遅いから食べ始めちゃった…ごめんね」
HC「ちょっとジョンウヒョーン。待っててって言ったじゃないですか！」
JW「ごめーん…だってお腹空いてて…」

しかもこんな外から丸見えな席で…とドンちゃんがぶつぶつ言っている
その間もジョンウは食べるのに必死でたまにニコッと笑うだけ

結構対照的なんだよね、この2人…

一度こういう時間を作ってみたかった気持ちが年上としてあったから、ちょうど良かった

HC「ヌナ、何食べる？」

もうすっかりヌナ呼びが定着してきたドンちゃん
ドンちゃんなら全然許しちゃうけど…

JW「ヌナ僕と同じの食べなよ！これ美味しいから…」
「ん、ヌナなんてどこにいるの？じゃあ私も同じのにしようかな…」
JW「…」

ふざけてあからさまに対応を変えると、ジョンウは分かりやすくスねるから…

「ジョンウ可愛いっ(笑)」
JW「…」

もう何も話してくれない(笑)

HC「ほらチャルラヒョンがふざけるからジョンウヒョン黙っちゃったでしょ？あ、僕キンパに決めた。ヒョンは？」
「あ、ジョンウと同じやつ…」

注文を取ってくれたのはこの前会ったおば様で
"今日は可愛い子が増えたわね"ってドンちゃんを見て機嫌が良さそうだ(笑)

料理が全部運ばれてくるとドンちゃんが場を読んで話を切り出してくれた

HC「で…ヌナそろそろ今日集まったテーマを教えて下さい」
「実は…次の活動…怪我の治療でお休みすることになっちゃった」

私の言葉に2人のお箸が止まる

HC「それがさっきマネヒョンと会って話してた内容ってこと？」
JW「それは…マネヒョンの考えってことですか？」
「ううん…先生の言葉をマネヒョンが知らせてくれただけだよ」

しばらく沈黙が広がった

そうだよね…私だってまだ受け止めきれていないのに
こんなすぐに2人に打ち明けたのは間違いなんじゃないかって思い始めた頃、ジョンウがきっぱり言った

JW「これってヌナにとって得することですか？それなら全力でサポートします。ただ、僕にはそうは思えないけど…」

するとドンちゃん少し大きな声を出した

HC「ヒョン…！ヒョンの大事な足のことでしょ？それで休めって指示が出たなら、チャルラヒョンが得することだよ…だって…もうずっと長い間治ってないんだよ？日本のツアーに間に合わせるように休んだら一番良いじゃないですか。お願いだからヒョン、自分の身体を大事にしてくださいよ」