#Always_Be_With_You (ページ4)

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ごめんねヒョンページ4

応急処置を終えて振り向くと、テイリヒョンが傍にいて驚いた

ヒョンが控え室に居ないのは気付いていたけど
戻ったタイミングが良くなかったんだ

ジャニヒョンに甘えたように
テイリヒョンなら気付かずに見過ごしてくれるって思った自分が、やっぱり甘かった

「お前はいつまでそうやって俺達を頼らないでいるつもり？」

ヒョンは怒る時も、怒鳴ったりしなくて、静かだ
でもそれが余計に怖かった
テヨンイヒョンに叱られる時とはまた違うつらさを味わっている

黙って見つめ返すと、私の肩に触れた
ヒョンの手は、随分冷えてる…

「辛い時、チャルラがマークを頼るのは他のメンバーより打ち明けやすい仲だからかもしれない。でもその間、何も知らない他のメンバーはどうしたらいい？後から知ることはすごく辛いことなんだよ…知ってるでしょ」

ヒョンはいつかみたいに私の頬を猫にするみたいに触れながら、小さな声で"おい、分かるの？"って繰り返した

はい…と掠れてしまった声で返事する

「今、マークがマネヒョンの所に行ったみたいだよ。早く治したいならしっかり治療して…あとでまた合流しよう」

ヒョンはそう言うと、何事もなかったようにメンバーがいる方へ行ってしまった

入れ替わりでジャニヒョンとドヨンヒョンがやってくる
2人はメイク台の椅子を持ってきて座らせてくれた

スタッフや他のヒョン達には聞こえないように離れたところで話始める

「なぁおい、今テイリヒョン怒って…」
「ドヨン、まずそれよりもさ……話聞こえちゃったんだ。テイリヒョン、治療って言って…A？」

ヤバイ
一度だって泣きそうだって思ったらおしまいなのに

そしたらドヨンイヒョンが焦った顔をして…
その表情を見て、どうにか涙の粒が落ちないように頑張って耐える

それなのにヒョン達は気付いてしまう
とびきりに優しいから

「……足が痛いんだな？」

ジャニヒョンは言うと
私の左足を優しく掴んで靴を脱がせてくれる

「大げさにしないから大丈夫だよ、心配するな。少し休んで医務室行ったらあと少し仕事して、そしたら、宿舎帰る前に病院寄って…ホラ、A。あっという間に終わりだろ？」
「はい…」

ドヨンイヒョンは椅子を私の目の前まで引きずって、ペーパーで冷や汗を拭ってくれる

「"男"なら泣くな、ほらメイク落ちた…言わんこっちゃない」
「…ごめんね、ヒョン」

素直に謝ると、ドヨンイヒョンは丸い目をさらに目を丸くした

「…俺も、ごめん」