「俺だけじゃないって証明して」-SIDE：JH ページ22
-SIDE：Jaehyun
生放送が終わって、ペン達に挨拶したあと
まずジャニヒョンにお礼を言った
「ヒョン。ごめんね今日は…俺のために」
JN「ん？どこが？(笑)謝ること一つもされてないよ〜…さあ早く帰ろう。あの子が待ってる」
「うん……ありがとう」
素直になれない俺のせいで
番組宛のメッセージをうまく使って…
Aに向かって謝らせてくれた
ペンはきっと気付いた…だから涙ぐむ子もいた
何故ここで話すの？って顔をしかめた子もいたから…
一部のペン達を騒がせてしまった謝罪もかねて、
きちんと関係の修復を認めてもらいたかった
勝手に、だけど。
日本デビューしたらAが壊れてしまう、と何となく感じていた
ヘチャンやドヨンヒョンやマクは、いつも何かあればAに頼られて…
そんなだから、同じような事を感じてると思っていたけど
皆はただ成功を望んでいるようだったし
ただ…ユタヒョンにこの不安を打ち明けたら、ありがとうとただ一言…強くハグをしてくれた
だからAもユタヒョンのようにあいつも不安だろうと…勝手に思っていたんだ
隣にいたら、辛そうな姿は一度だって見たくはない
そう思ってした行為が、彼女にとっては負担になってた事に 本人から言われるまで気が付けなかった
彼女は俺が思うよりずっとたくましいし、覚悟を決めてる
たくさん傷付く覚悟を
ユタヒョンには笑って「あいつのタフさを舐めてたな俺も…」って言ってくれたけど
Aには、何て話したら良いのか…
お前のこと守りたいなんて
お前へのアンチまで俺が背負うなんて
覚悟も出来もしないやつの決意になんて
俺には想像すら出来ない、そんな事を
Aがうなずく訳もなく
そう考えたら、かける言葉が出なくなってしまった
この一言がAをさらに傷付けたらどうしよう…
打ち明けてもない気持ちを、相手の顔色うかがって…
都合よく圧し殺して
会話がないことこそが一番あいつを傷つけていることにも気が付かなくなって
次第に
急激に
互いの心が離れていった
スマホを見ると新着通知が来ていた
今一番会いたい人からのメッセージ
ージェヒョン
ーごめんね
都合よくなんかじゃなくて
Aの心に…俺のメッセージが届いたってことだよな？
そう思って良いんだろ？
「俺だけじゃないって証明して」2→←私とジェヒョンのJuly. ４
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作者名：F | 作成日時：2018年8月15日 2時
