私とジェヒョンのJuly. ４ ページ21
ジェＤは静かに続ける…
〈誤解って…することはあまりにも簡単で……解くことが何より難しいとても厄介なものです…ジャンＤもよくしますよね？(笑)〉
ジャンＤ〈よくします(笑)スケジュールを勘違いして早起きして…勝手にﾏﾈﾋｮﾝに…いやこれは違うかな(笑)〉
ジェＤ〈(笑)……でも相手との関係性が近いほど、言葉の裏側を考えたりしますよね？
例えば僕の場合は身近にいる人によくそれをします…今のジャンＤの言葉も良いパスなのかなーとか…〉
ジェヒョンが笑うとペンも一緒に笑っていて…
でも話を始めると静かに話を聞いてきて…
すごく良い空間が出来上がってるのが画面越しにも伝わってきた
ジェＤ〈最近そのように誤解を与えてしまった身近な方にとても謝りたいです…すみませんと…それから仲直りしませんか？と〉
ジャンＤ〈素直になるとはまさにこういうことですね。思うことは大事ですが、思うだけで伝えることを怠ってはいけません〉
ジェＤ〈名言が生まれました(笑)どうかこのメッセージの…素直になれないワタシさんも…どうかその時だけは言葉の裏側を忘れて好きな人に…、謝罪だけでなく、告白まで出来ると良いですね〉
ジャンＤ〈非常にハートフルなメッセージをありがとうございます。そうしたら、この辺で一曲かけましょうか？先日、僕達メンバーの故郷である日本でリリースしたアルバムから…「100」を聴いてください…〉
ジャンＤの素晴らしい発音の100を合図に音楽が鳴る…
私も大好きな曲…
早くジェヒョンに会って…素直に話したい
そう思うと涙がにじみそうになる
エンディングを聴いてスマホを閉じてすぐに連絡を送った
ジェヒョンに…
すると突然、リビングの明かりが点いた
あまりに急で、ついびくっとすると
「A？」
ドヨンヒョンがイヤホンをしてスマホを片手に持って立っていた
ぎょっとした顔でソファに近付いてくる
夜中にそんな表情見ると、ちょっぴり怖いよ……(笑)
DY「どっ……どうした？何でひとりで泣いてるの？」
気付いたら泣きそうになっていたみたい
そんなヒョンに向かって、大丈夫と一度は頷くけど…
「うー……ドヨンヒョン……」
DY「わああああ…！泣いた…！」
イヤホンをむしり取って
隣に座ってくれるヒョンに泣きついてしまう…
何でだろうな
いつもドヨンヒョンの前では泣いてばかりな気がする
いや…きっとヒョンがいつも私の感情を先回りして
私の隣に来てくれるんだね
「俺だけじゃないって証明して」-SIDE：JH→←私とジェヒョンのJuly. ３
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作者名：F | 作成日時：2018年8月15日 2時
