風邪引き長男�� ページ4
「…ヌナも、テイリヒョンもいつも勝手だよね。弟には心配かけない！って勝手にそうしてるんだもん」
「マーク…？今なんて？ヌナは…ここには居ないでしょ」
私の言葉にマクは傷付いた顔をする
「あ…うん、ごめん、間違えた。ヒョンは…体調どう？」
「ヒョンは元々元気だよ(笑) ね、皿が溢れちゃうからもう行こうよ…」
マークの盆から一枚お皿をひったくって、片方の手でマークの耳を触ってやると
"それ、テイリヒョンみたい"って笑った
部屋の前まで戻ると中から声が聞こえてきた
ジャニヒョンと、もう1人は…
「ヒョン！」
ドアを開けてベッドを見ると、よう！っていつもの様子で手を振るテイリヒョン
そのままニヤけた顔で、両手を広げる
「テイリヒョーン！」
私とマークが一緒に駆け寄ると、勢いにびっくりしながらも抱き締めてくれる
ヒョンの首辺りに頬擦りすると"くすぐったいよ"と言いながらも頭を撫でてくれた
「もう具合は良いの？ヒョン！」
「A〜さっきも言ったけどそんなに深刻な風邪じゃないよ。声も変わらず出るし」
「はちみつの飲み物貰ってきたんだよヒョン〜」
マークが反対側で甘えながら言っている
「マーク、泣きそうな顔(笑)」ってジャニヒョンが指をさして笑った
「ジャニから聞いたけど、皆も心配してくれたんだって？」
「してたよー、とっても…これから撮影の日は早く寝てね〜ヒョン」
「あ、そこも聞いちゃったんだ(笑)」
「ヒョン、お腹空きませんか？ご飯食べましょう」
マークが立ち上がって取り分けに行った
私はと言うと、未だにヒョンから離れられずにいる(笑)
"こんなに心配して貰えるなら定期的に風邪引こうかなぁ〜…"なんて小声で言うから！
ダメだけど可笑しくて笑ってしまう
ジャニヒョンは、ダメだよーヒョンー！って言ってテイリヒョンの肩を軽く揺すった
「あ、そうだ…撮影は？」
「ヒョンの順番はあとに回してもらってるよ。あとで一緒に監督のところに行こうね」
「まずは食べなきゃじゃんヒョン」と、マーク
「さ、ベッドから出て」と、ジャニヒョン
「至れり尽くせりなんだけど？(笑)」
テイリヒョンが苦笑してる
「当たり前でしょ？ 私達の大好きなヒョンだもん〜」
「んー？何だってー？もっかい言いな？」
テイリヒョンは嬉しそうな笑顔で見つめて
私のほっぺたを指の背を使って撫でた
私、猫じゃないんですけど〜…？
でも幸せそうなこのまなざしに見つめられると…
何だって許しちゃう(笑)
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作者名：F | 作成日時：2018年5月25日 3時
