リーダーって大変！�� ページ22
テヨンヒョンに話しながら、ある人のことを思い出していた
私は普段チームでやってるＳＮＳを見たりしない
配信も基本的に他のメンバーがやっているときに途中参加するくらいで、ペンと直に話せる機会が少ない
話す資格は…正直、自分にはないと思う
事実無根の中傷は初めの頃よりは減ったけど、まだなくならない
ナムジャグルで異質な存在として頑張るのと共に、性別を越えて、いつか一人の人間として認められる日が来ることも期待していて
でもやっぱり、現実と理想のギャップに押し潰されそうになる
けどそんな時に私を救ってくれるのは、シズニからの愛だった
"Aオンニでもチャルラヒョンでもいい。あなたはただ一人のAでありチャルラです"
初めて貰った手紙に書いてあった言葉
今でも私にとっての活力だ
「ヒョン、これからはもっともっと話しかけても良いですか？」
私が言うと、テヨンヒョンはただ笑って
かるーくハグをしてくれた
ヒョンとの初めてのスキンシップにびっくりしたけど、すごくすごく嬉しい
だんだん恥ずかしくなってきて、ついからかう
「あの…女の子にはあまりこういうの…しないほうがいいってジェヒョンに言ってませんでしたか？(笑)」
「ん、言ったっけ？忘れた(笑)一緒に頑張っていく仲間に…性別も年齢も関係ないから」
初めて聞いたヒョンの気持ち
こうなるまでにたくさん葛藤があったはずなのに
涙がにじんでしまう
「あ〜A。泣いたらメイク落ちちゃうじゃ〜ん(笑)」
ヒョンがとっさにハンカチを差し出してくれるから
必死に泣いてないですアピールをしてると、バンの後部座席から冷やかしが飛んできた
YT「言うやん、これでこそイテヨン！」
TL(あ、ユタ…もう寝たフリやめていいの？)
JN「ふぅよく寝た！(笑)」
MK「ヒョン達、カッコよすぎる！！」
HC「チャルラヒョンとテヨンヒョンが笑ってるぅ(涙)」
JH「ヘチャニ泣くなよ〜(笑) あー、ほらAも泣いちゃったじゃない」
WW「ウリエギ〜♪」
DY「…で、ヒョンはこれからチャルラのこと妹として可愛がるんですか？」
ドヨンヒョンの言葉に、んな訳(笑)って笑うヒョン
「これからはさらにビシバシ言わせてもらうよ(笑) 俺はリーダーもラップもダンスも全部手抜かないから、AもボーカルLineだからって、甘えるなよ？」
「…分かりました。自分磨きたくさんします！頑張ります！！」
テヨンヒョンが優しい顔で、優しい手つきで私の頬をぬぐってくれた
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作者名：F | 作成日時：2018年5月25日 3時
