短編SHOW Part2 （しょーさんのおはなし中心） (ページ7)

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勝手な嫉妬＠潤ページ7

俺は仕事が早めに終わったので、買い物に出掛けようと思ってブラブラと街へ繰り出した。

いくつか店を廻り、服を調達。
満足して帰ろうと思ったその時、反対側の道に見慣れた姿を発見した。

あれ？今日休みなの？てか、横に居る奴は誰？？

見掛けたのは俺の彼女のA。

俺が見間違うはずがない。

その彼女の隣には俺が知らない男が居た。

しかも仲良さそうにして、Aも楽しそうに笑ってた。

仕事柄なかなか会えない俺はあんなにも楽しそうにあいつを笑顔にさせたのはいつだっただろうか…

すぐにでもあいつのところへ行き、誰？とも聞きたかったが、あいつにはあいつの付き合いってもんがあるだろうとも考えて携帯を取り出した。

To:A
Sub:無題
――――――――――――
楽しんでね。
-END-

しばらくするとAから電話が掛かってきた。

『潤、今どこに居るの？』

『えっ？もう家に帰っけど？』

『じゃぁ、今から行ってもいい？』

『別にいいけど、一緒に居た男はいいの？』

『はっ？』

『だってお前、さっき男と一緒に居たじゃん。』

『あぁ～潤、見掛けたの？声掛けてくれればよかったじゃん！』

『いやぁ、お前が楽しそうにしてたから邪魔しちゃ悪いかと思って…』

『ふぅ～ん…ヤキモチ妬いた？だからあんなメールしてきたの？』

『ヤキモチっつーか…まぁ…』

『ふふっ。あれね、私の兄。』

『へっ？』

『今度の母親の誕生日プレゼントを買いに行ってたの。』

『そういうことか…』

俺はAのお兄さんに勝手なヤキモチを妬いて、あんなメールしちゃって…恥ずかしいったらありゃしねぇ！！