#188 母というもの ページ5
・
『母親の事なんて…』
今まで忘れていたのになんで今になって思い出したんだよ
自分では吹っ切れたと思っていた出来事で感情が左右されることに苛立ちを感じながら道を歩いていると、前から歩いてきた人にぶつかってしまった
他のことに注意が言って前が見えてなかった
咄嗟に謝り顔を上げると、
その人は驚いた顔をして私の顔をガン見してきた
『な、なんですか？』
？「もしかして…Aちゃん？」
『え』
なんで知ってるの？
会ったことのある人の顔と名前は覚えているが
この人とは会ったことがない
それに、何故かこの人の感情を読み取ることが出来ない…
初めて会ったこの人が何を考えているかはわからないが、
ポロポロと涙を流すのを見て、「あぁ、悲しいんだ」と推測してみる
『ここだとあれですから…どこかお店に入りましょう？』
？「ｸﾞｽｯ…そうね…ごめんなさい」
両手で涙をすくうように顔を覆うこの人を、
目に入ったファストフード店に引き連れた
＊
『どうぞ』
席に座りハンカチを渡すと、
申し訳なさそうに私の手から受け取り涙を拭く
よくよく観察してみるとかなり女性らしい服装をしている
？「あの…」
パッと顔を上げると、もう泣き止んだのか
鼻の頭を赤くして恥ずかしそうに俯くその人は
推定25歳あたり
『…泣いていた理由、聞いてもいいですか？』
あまり人とは関わりたくないが、
ここまで関わってしまっては聞かざるを得ない
？「恥ずかしい話、あなたと会えて嬉しかったから…」
『私…？』
そういえばこの人、私の名前を知ってたな
？「あ、私の名前は"
『では明日香さんで。私は柊Aです』
明日香「柊…」
私の名字に反応した明日香さんは、
少しだけ考えてからまた目線を合わせた
明日香「あの…まずは謝りたいの。ごめんなさい」
『はぇ！？』←
なんで謝られた！？
どちらかと言うと謝る側なんですけど(仕事柄)
明日香「あなた、親いないでしょ？」
控えめに、でもドストレートにそう言った明日香さんに一つの仮説が立つ
まさか…
明日香「私に似ていたら分かったかしら…
あの人に似ても分かるでしょうけど」
いや、待て待てw←
待て待て待て待て←
やめてよ。え？私の考えが間違ってるんだよね？
明日香「あなたは私の子供
今まで育ててあげられなくてごめんなさい」
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響(キョウ)0(プロフ) - ＊那智＊さん» 大丈夫、自分はすでにおわったようなものだから！！特に数学と国語と社会と理科と英語…あれ、全部？ (2016年5月26日 22時) (
レス) id: 798be99e17 (このIDを非表示/違反報告)
＊那智＊(プロフ) - 響(キョウ)0さん» ダブル運任せ！？ww勉強だけはやっとくんだぞ！！やってない人が言えることじゃないけどww(´･∀･`) (2016年5月26日 21時) (レス) id: 9a28f8994e (このIDを非表示/違反報告)
響(キョウ)0(プロフ) - ＊那智＊さん» うん、三年にかけよう！ない運をかけよう！！受験とかも運にかけよう← (2016年5月26日 21時) (レス) id: 798be99e17 (このIDを非表示/違反報告)
＊那智＊(プロフ) - 響(キョウ)0さん» 大丈夫、私もぼっちだ((´∀｀*))先生配分悪いって愚痴ってるところwwひとりでもいたら楽しいけどね…まぁ三年にかけるしかないね(*´･ω･`) (2016年5月26日 21時) (レス) id: 9a28f8994e (このIDを非表示/違反報告)
＊那智＊(プロフ) - トモシビさん» おお！同じでしたかww一人はいますよね、そういう先生…(´-ω-)カッコイイって言ってもらえて嬉しいです！！ (2016年5月26日 21時) (レス) id: 9a28f8994e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊那智＊ | 作成日時：2016年4月13日 16時
