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派手なパンツ ページ10

N「パンツ…派手だったなあ」


部屋に戻って思い出すのは


お隣さんが干してた翔さんのパンツ


見た目に反して派手だったな、うん


N「…下着なんていつから買ってねえかな」


と、自分の手持ちの服やらを思い出して


彼らとは違う世界にいるなーと実感


まあ同じ世界に行きたいとも思わない(自分の立ち位置はわかってるつもり)


でもなんとなく松本サンには負けたくなくて下着のサイトを開く俺


N「きもいなー、俺」


流行りもわからなくて適当にポチっと


N「…」


すると隣から少し声が聞こえてつい耳を澄ましてしまう


俺こんなに他人に興味あったかなーって


N「…今日の飯、なにしよ」





ピンポーンとインターフォンが鳴って


はいはいと玄関に走る


「お待たせしましたー!」


N「ああ、どうも」


顔なじみの出前のお兄さんが顔を出し、玄関から一歩外へ出ると


S「あ、こんばんは」


N「こ、んばんは…」


ザ・寝巻き、という上下スエットの翔さんを見てしまったからさあ大変


「あざしたー!」


出前を受け取ると翔さんが寄ってきて


S「なになに?今流行りのやつ?」


N「そうそう。便利よ。出前とか頼まないの?」


S「うちはほら、潤が作っちゃうから」


N「あー、出前とか頼みそうにないね」


S「でも外食はふたりとも好きだよ」


なんて玄関先で話してたらさ


J「ちょっと翔さん!そんな格好で出ないで!」


S「うおっ!」


急に出てきた松本サンに腕を引っ張られた翔さん


S「じゃ、また」


N「はいはい、またねー」


部屋に入るふたりに手を振る俺だけど


そんときの松本サンの俺を見る冷たーい目


N「あーおもしろ」


最近ちょっと


毎日楽しいわ


色気だだ漏れ→←頭の痛い朝



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作者名:なち
作成日時:2016年12月30日 14時

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