お隣のちょっと変わった夫婦の話 (ページ3)

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幸せな朝ページ3

同棲して、この家から初めての出勤

J「翔さん、起きて」

S「…」

J「あーもう。襲うぞ」

ここ最近シてなくて溜まってんだけどね

無理矢理は主義じゃないし

S「朝からは…無理…」

J「わかってるから起きて。仕事でしょ」

S「ううー…」

俺のほうが朝弱いのに

この人に弱い俺はこの人のためなら早起きも出来るという

J「都合のいい体で」

フライパンに油をしいて、卵をふたつ割り入れる

キウイの皮を剥いて輪切りにしてヨーグルトの上に

J「あとコーヒー…」

パンを焼いて…

いい匂いがしてくると大きなあくびと共に翔さんがリビングへ

S「あ、今日遅くなる」

J「歓送迎会だっけ。了解。俺来週」

S「了解」

J「外食はダメだからね」

S「おー…」

俺も翔さんも普通にサラリーマンしてて

翔さんは役職がついてるから高給取りさん

俺はまあ…まだ平ですけどね、外資系なんでそこそこ貰ってます

ふたりで朝ごはんを食べる時間はどれだけ付き合いが長くなっても幸せで

J「あ、休日時間くれる？」

S「おー、どした？」

J「ほら、前言ってた」

S「あー…お前ほんと形にこだわるよな」

J「心配なの。じゃまた予定教えてね」

S「はいはい。それより今日のネクタイ選んでね」

J「お任せ下さい」

と、なんてことない会話も

幸せ

、

S「潤は結構乙女」

J「うるさい」

、