いらないサプライズ ページ16
ただいまーと恋人との愛の巣に帰ると
N「んふふ、おかえりなさい」
J「…なんでお前がいんだよ」
S「潤おかえり!」
いらないサプライズ、なんでだ
S「スーパーで会ってさ、潤にご飯作った!」
J「翔さんが!?」
翔さんひとりでキッチンを任せたことはない
危ないし不器用だし後片付けは一緒にやるけど
でもキッチンを見ればカレーが鍋にあってサラダもあった(なぜか3皿)
S「カズに手伝ってもらったんだ!食べよ!」
言いたいことは山ほどあるけど嬉しそうでちょっと緊張してる翔さんを前に
何も言えないからね、俺は
J「わかった。着替えてくるから待ってて」
S「うん!」
翔さんが俺を想って夕飯を作ってくれた
その事実だけでいいじゃないか
J「…カズ、出禁にしねーとだめかな」
あのニヤニヤ顔がいけすかねえ
ダイニングに戻るとテーブルにはちゃっかり3人分用意されてて
N「んふふ、翔さんがどうしても一緒にって」
S「手伝ってくれたお礼。いっぱいあるし」
J「…翔さんがいいなら、どうぞ」
N「んふふ」
覚えてろよ、二人共
翔さんが作ってくれたカレーもサラダもとても美味しかった
すげー褒めた、めっちゃ褒めた(翔さんだけを)
S「これからレパートリーも増やして潤が残業の日でも大丈夫なようになるよ」
J「俺が料理教えるから」
N「俺も教えられるよ?」
J「うるさい!俺が!教えるから!」
S「ふはは、ふたりして何ムキになってんの」
一向に恋人にはわかってもらえないと思うけど
でもそれでも翔さんに料理を教えるのは
俺だけであってほしいんだよ
、
N(器がちっちゃいですねえ)
J(うるせえそろそろ出禁にすんぞ)
N(んふふふふ)
、
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作者名:なち
作成日時:2016年12月30日 14時