お隣のちょっと変わった夫婦の話 (ページ2)

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引越しの挨拶ページ2

S「これで終了！」

J「律儀にしなくてもいいのに」

まだ片付いてない部屋に戻ると

相方が両腕を天に伸ばしてくつろごうとするもんだから

J「ちょっと、寝るとこだけは確保するよ」

S「…はあーい」

とぼとぼと部屋着に着替えるこの人は

相方…パートナー？

まあ俺の恋人で

この春を期にいっちょ同棲しますか！と決意

付き合いは長く、同棲しても特になんの変化もないけどね

俺が心配なだけ(主に生活面)

S「でもいい人ばっかでよかったね！」

J「…隣が気になるけどなー」

S「なんで？同い年くらいかな」

いくら休日だといってもあのボロボロの部屋着(失礼)に「今起きました！」って顔

そして相方、翔さんを見る目が気になって

J「いや、なんでもない」

S「お前ヤキモチ妬きだからな」

J「知ってたら今後気をつけてくださいね。ほらシーツ持ってきて」

S「はあーーーーい」

どうせなら、とキングサイズのベッドを新調して

家具とかも選び直した(ほぼ俺が)

男ふたり、経済力だけはある

J「お隣、ちょっと注意ね。一人暮らしって聞いてるけどあの年齢の一人暮らしでこのマンション…」

S「考え過ぎだってー。今日の飯はー？」

子供みたいに新しい家にはしゃぐ恋人を見ながら

J「杞憂に終わればいいけど」

心配性の自分に嫌気がさす

、