インタビュー �� ページ16
「お久しぶりです！今日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします〜！」
昔から知ってるインタビュアーさんやったら、めちゃくちゃ安心する…。
一人でのお仕事。
はじめましての人や環境、メンバーのおらへん空間になるともうどうしたらええかまったく！分からへんようなるねんけど、今日はカメラもないし大丈夫そうやね。
「さっそく始めますね。来年は関ジャニ∞の皆さんにとって、記念すべき年になると思いますがどのように感じていますか？」
「もちろん嬉しいですし、早い、ですね。率直に言うたらほんまに、ああもうそんなかあ、って。振り返ったら一瞬ですね」
自分の誕生日よりも、
メンバーの誕生日が嬉しくなって。
グループの誕生日はそれはもう不思議な感覚。
「デビュー当時からご自身の変化はありますか？」
「あ、身長伸びましたよ」
「Aさん、年々綺麗になっていきますね」
「…」
「あ！目掻いちゃだめです！」
あー、りょーおれへんから忘れてた…
「あとは…当たり前ですけど、毎年みんな歳を取るじゃないですか。昔とは違っていい意味で人間らしさ、人間臭さが出てきたと思います。…私はそれがすごく好きですね、彼らの人間臭さ」
「私も、これまでのジャニーズの定義を塗り替えたようなグループだと感じます」
「へへ、本当にそうですよね。特におっちゃんなんて酷かったでしょ？(笑)」
「ギャップですね(笑)」
西のすばる。
いま思ってもめちゃくちゃカッコええし、綺麗な顔してるし、何かが突出してた。
…蓋開けたら変態オンパレードやったけど！
「皆さんで案を出して、構成していくことも増えたと思いますが」
「そうですね。今まで色んなことをさせてもらってきたし、挑戦もしてみて、成功もあれば失敗もあって…。だから見えたものとか、譲れへんものとか、届けー！て思うことが確信に変わって、」
「はい」
ライブ、バラエティ、レコーディング、撮影、演技、ぜんぶ。ぜんぶから得たものが八人分あるんやもん。
活かしてあげないと。
苦しんでもがいて、模索したあの頃の自分のためにも。
「…うん、これもまたチャレンジですよね。私らが感じたそれをどう表現するかって。でもめちゃくちゃ楽しいです！」
「前回は時間を忘れてしまうとおっしゃっていましたね。会議室で寝泊りしたこともある、と…」
「あります(笑)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：petrichor | 作成日時：2020年3月9日 11時
