静かなる日常……がくると思っていたのか？ ページ3
「あー。まぁ、そうね」
私は、一応幽霊否定派だ。出来れば全力で否定したいが、実際見えているためなんとも言えない立場である。
が、トシエには申し訳ないがここはマキに賛同しよう。
「Aまでそんなことっ……カナちゃんは！？」
「んー。あたしは、可愛い幽霊さんだったらお友達になりたいなッ。一緒に幽霊の国行ったり、お菓子食べたい！」
カナちゃんは、独特の世界観を持っているようだ。というか、幽霊の国にはいっちゃいけないぞ。戻れなくなるに違いない。
「あ、あっちゃんは？！どう思う！？」
「えー。幽霊なんかより、生きた人間の方が何倍も怖いんだよぉ」
あっちゃんは正論を吐いた。確かにその通りである。
「と、とにかく居るんだから！見たって人も沢山いるし！」
トシエはムキになってそう言い放つ。しかしマキは、へぇーと全く信じていないご様子だ。
「じゃあトシエ。その幽霊とやらに会わせてもらおうじゃない？」
「なっ」
マキの挑発に、トシエは言葉に詰まる。
しかしすぐにマキを睨みつけ、いいよと笑った。
「じゃあその幽霊が出るっていう、夕方の６時にポール前に集合しましょ！？」
「いいよ？まぁ幽霊なんかいないと思うけど」
基本仲がいい私達だが、時たまこういった衝突があるのがたまにキズである。
カナちゃんはポヤポヤと独自の世界観を展開し、あっちゃんは生きた人間の怖さを語っていたが、今のマキとトシエには聞こえていないようだった。
「……で、ここはこうなる。少し難しいが、覚えろよー」
授業中。ぼんやりと先生の話を聞いていれば、机にポトリと丸めた紙が落ちてきた。
ふと隣を見れば、マキがニヤニヤしながら指を指している。
机の上にある丸めた紙を広げれば、それは手紙。
内容は今日の幽霊対決？について
ぶっちゃけ乗り気じゃないなぁ。と思いつつため息をつく。
「おいおい授業中に何やってんだ。真面目に受けろよ」
その時だった。耳元で囁かれる聞き覚えのある声。ハッとそちらを振り返れば
間近にヘンテコ男の顔……。
「な、何で…」
思わず声を上げてしまう。一斉に注目を浴びるのは言わずもがなだ。
「どうした御神？分からないところでもあったかー？」
「い、いえ大丈夫……です」
大きな声じゃなかった事が幸いした。
おずおずと答えたあとで、ギっとヘンテコ男を睨みつける。
ヘンテコ男はヘラりと笑った後、シーと人差し指でジェスチャーを送ってきた。
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ぼん(プロフ) - よもぎたん(´ω｀*/)さん» こんばんわ！ありがとうございます！お名前変えたんですね^^*もしかして前もコメント下さったよもぎたんさんだったのですか！？←違ったらすみませんッカッパー回やっとこ見れました！俺のことディスってんの？でキュン玉持ってかれてしまいましたよ(*´Д`*)ｵﾁﾂｹ (2015年12月2日 2時) (
レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - ナッツ@まだ新年じゃないけど頭の中はHappy Newyearさん» こんばんわ^^*ありがとうございますー！そうなんです^^;私自身続くのか！と驚いていまして←妄想小説がここまで続けられるのも皆様のおかげだと思ってます！過去編もよろしくお願いしますm(_ _)m (2015年12月2日 2時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎたん(´ω｀*/) - 続編おめでとうございますっ！元ノアです！名前変更しました！(^_^)/これからも頑張って下さいね！あ、あと次のへんじの時にカッパーの回見れたか教えて下さい!! (2015年12月1日 19時) (レス) id: 594dce396d (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ@まだ新年じゃないけど頭の中はHappy Newyear - 続編おめでとうございます！このシリーズ長くなりそうですね、part4ができた時コメしそびれました(^^|||それでは過去編頑張ってください!!!(*´∀`)ﾉｼ (2015年12月1日 17時) (レス) id: b77eab5f4a (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - ロキさん» こんにちわ！はじめまして^^*コメントありがとうございます！過去編頑張って更新して参りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2015年12月1日 17時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼん | 作成日時：2015年11月7日 1時
