初期短編「シャーマン的超日常」 ページ34
しばらくして、謎の呪文を叫びながらとち狂っていたブルスコがピタリと大人しくなった。
すると、その瞳孔が開きまくりの瞳をカッと見開く。
私は同時に小さく悲鳴をあげた。
「ユリちゃんに、会いたいんです」
「ファッ!?」
さっきまでカタコトだったはずのブルスコが、いきなり標準語を喋り出した。
というか、普通に喋れるんなら最初から喋らんかい。
「ユリちゃんって、誰だ?」
カエル男は驚きも、ツッコミもせず冷静にそれに返す。
するとブルスコはぽつりぽつりと標準語で語り出した。
「ユリちゃんは、私の大事な友達でした……」
ブルスコの話によると、リサイクルショップに売られる前はユリちゃんという女の子の家にいたらしい。
ユリちゃんはとても人形を大事にする子で、ブルスコも大事にされていたという。
しかしある日突然。ユリちゃんが帰ってこなくなったらしい。待てど暮らせどユリちゃんは帰ってこず…。最終的にリサイクルショップに売られたのだという。
それからリサイクルショップを転々としマキの元へ。
「分かっているんです。私がオモチャだということは…。だけど、もう一度ユリちゃんに会いたいのです。そして、聞きたい。何故私を捨てたのかを。…もう、捨てられる時のあの感覚を味わいたくない」
ブルスコは今にも泣きそうな顔で、私とカエル男は困ったように顔を合わせた。
……………………………………
すみません!実は初期短編ここまでしかメモが残ってませんでした←ウォイ!
と、初期はこんな感じの短編感覚で夢主と大ガマが不祥事案件を解決してくーみたいなアレでした。
この短編の元ネタは、あれです。ファービーです。確かこの小説を考え出した頃に、ウチでファービー不祥事案件が起こったんですよ。
いい年こいた母親が何故かファービーにハマってた時期があって、一時期家に色違いファービー(初代から最新のまで)がいた時期があったんですが
飽きっぽい母親がすぐに飽きて、押し入れにしまってあったのを掃除の時に見つけて引っ張りだしたんですよ
まぁ、手に取った途端しゃべり出しましたよね。妹と私発狂ですよwwww
それで、ファービーについて色々調べてたら
ファービーのまとめにたどり着き、小説のネタに……。って流れです。
ブルスコファー!!!
もう少しで続篇いけるかと思うので
しばしお待ちくださいませ!
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八神はやて - ジョジョが入っている! (2018年6月29日 18時) (レス) id: 9488902e63 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 絵が素敵です!ずーーっとm思わず見とれてしまうほど・・・ (2016年2月26日 21時) (レス) id: 818f8c7f60 (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - こたつさん» こたつさん!こんばんわ^^*お祝いのお言葉ありがとうございます(*´ω`*)続編も頑張って更新するのでよろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年11月8日 2時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - こんばんは!出遅れてしまいました…続編おめでとうございます!またまた仕事が早いですね!これからも頑張ってください! (2015年11月8日 0時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - すうな@不登校になりたいロリショタコンですさん» すうなさん!こんばんわー!ホラー苦手なのですねっ(><)実は私も、ホラーが苦手だったりしますw漫画のホラー系は平気ですが、実写映画は見れません←続きを楽しみにしてくださって有り難うございます!今続編製作中です^^*これからもよろしくお願いします! (2015年11月6日 1時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぼん | 作成日時:2015年10月11日 3時