修行そのさん。マダムテンコウ ページ23
「……」
まぁ皆無言だよね。
ジジィは持ってるフリップをポロリと落としていた。
天野くんは笑顔のまま固まってるし、ヘンテコ男はこの世の終わりみたいな顔してるし。
ババァは、その服どこで買ったの？と聞きたくなるようなスパンコールまみれの衣装をギラギラさせて、タバコの煙をブハーと吐いた。
まぁこのババァを分かりやすく解説すると
古き良き時代の面影を残す裏路地にあるであろう知る人ぞ知る隠れ家的スナックを、１人で45年切り盛りしているベテランママ。
だ。
「なんだい。何見てんだい。見せもんじゃないよ！！！」
酒ヤケしたガラガラの声で、ババァが怒鳴る。眼光は最早殺し屋だった。思わず小さく悲鳴を上げた。
「……お、おいA。何呼び出してくれちゃってんだよ。早く魔界に返せよアレ」
ヘンテコ男が震え声で呟けば、その殺し屋の眼光が奴に向かう。
ヘンテコ男はすいませんでした！！を連呼していた。
天野くんはというと、笑顔のまま涙目になっていた。
「て、天后ちゃんかの？」
「……ん？……そこのジジィは黎明ちゃんかい！？すっかり老いぼれちまったねぇ！気づかなかったよ！」
ジジィが恐る恐るババァに問いかければ、ババァはゲヒャヒャと何とも言えない下品な笑い声を出しながらそう答える。
「て、天后ちゃん！な、なんでそんな……」
「どうしたんだい？そんな、明日世界が終わる。ような顔して？んん？」
ババァは自分がそんな顔をさせているという事に気づいてないらしい。
呑気にタバコの煙を口と鼻の穴から噴出していた。
「天后ちゃん……前はもっとこう……ぷりっぷりの、ボインボインじゃなかった……かのぉ？」
ジジィが遠回しに確信に切り込んだ。
多分それは皆が聞きたいことだ。
どうしたら、あのフリップに描かれたソシャゲ美女が
この道45年のババァになるのか……。
「んぁ？何言ってんだい！あたしゃ前々からこれが通常スタイルさ！ゲヒャヒャ！！」
ソシャゲ美女の正体は、ババァだった。という至って簡単な答えだった。
「ところで、あたしを呼び出したのは誰だい？」
いきなり話題が私になって、びくりと肩が震える。出来れば関わりたくないと下を向けば、ジジィが私をババァの前へ連れていきやがった。
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八神はやて - ジョジョが入っている！ (2018年6月29日 18時) (
レス) id: 9488902e63 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 絵が素敵です！ずーーっとｍ思わず見とれてしまうほど・・・ (2016年2月26日 21時) (レス) id: 818f8c7f60 (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - こたつさん» こたつさん！こんばんわ^^*お祝いのお言葉ありがとうございます(*´ω｀*)続編も頑張って更新するのでよろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年11月8日 2時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - こんばんは！出遅れてしまいました…続編おめでとうございます！またまた仕事が早いですね！これからも頑張ってください！ (2015年11月8日 0時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
ぼん(プロフ) - すうな@不登校になりたいロリショタコンですさん» すうなさん！こんばんわー！ホラー苦手なのですねっ(><)実は私も、ホラーが苦手だったりしますw漫画のホラー系は平気ですが、実写映画は見れません←続きを楽しみにしてくださって有り難うございます！今続編製作中です^^*これからもよろしくお願いします！ (2015年11月6日 1時) (レス) id: 5b2ccc4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼん | 作成日時：2015年10月11日 3時
