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私「先生に、見せたいのはこれです」
(お願い、発動させて)
【今日ノ朝ニ言ッテタヤツ？】
(そう、先生に言うの)
【ワカッタ】
ビィイイン、と音がしたかと思えば、黒色の光が私の右腕のアザから出てきて、そのまま私の視界ごと身体を覆う。
相澤「おい、大丈夫か！」
叫んだ先生に、待ってと手で合図する。
真っ黒だった視界が晴れていく。
世界がより鮮明に見える。
先生の息を飲む音もしっかり聞こえた。
明瞭な世界の真ん中で、呆然とする先生の姿を捉えた。
相澤「おい、狗駒。その目」
私「もう一つの個性発動状態です。あのアザが出来て以来、これが制御できるようになったんです」
ビリビリと手から光が出ていた。
(っ......未だに慣れないな、これ)
ビチッ、と音がして、腕に激痛が走る。
その衝撃で切れてしまったのか、血がほたほたと地面に落ちた。
血、と思う間もなく超個性発動が止む。
前を見ると、相澤先生が抹消を使っていたらしかった。
相澤「駄目だ、危険すぎる」
私を見つめる先生の険しい目つきに怯まないように、なるべく大きな声で私は言った。
私「小さい頃から、個性の声が聞こえてて、女の子くらいの声なんです。当時はこの発動が制御不能だったのもあって、使ったこと無かったんですけど、前に倒れたとき、夢を見たんです」
相澤「夢？」
私「はい、夢の中で、記憶に無かったはずの母親が私を抱きしめて"あなたの個性が守ってくれる"って。それから、このアザができてたんです。」
"抹消が使えるイレイザーヘッドに頼んでみてくれないかしら"
小百合の声が脳裏で蘇る。
私「制御できるって、言ったんですけど、たまに今でも制御不能になる事があって」
相澤「......だから手伝えと？」
こくん、と頷いた私を、先生は真顔で見つめ続ける
私「お願いです、雄英体育祭までに仕上げたいんです。」
頭を下げる私。
重い沈黙の後、はあ、とため息が聞こえた。
相澤「仕方ないな......」
私「ほんとですか！！！」
さっきの深刻な感じと打って変わって、目をキラキラさせた私に、相澤先生は苦笑した。
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坊(プロフ) - s_str05さん！コメント返信遅れてすみません！ごめんなさい！！語尾ガバガバですよね！処女作なのと、研究不足もあって口調が崩壊してますよね。以後気を付けますね！ (2023年2月6日 19時) (
レス) id: 21c7eba3fd (このIDを非表示/違反報告)
s_str05(プロフ) - 八百万とホークスの喋り方が違うのが凄い気になりました。ホークスは福岡の方なので大阪弁は使わないと思います。 (2022年6月26日 4時) (レス) @page4 id: 022a3fee59 (このIDを非表示/違反報告)
坊(プロフ) - 玲さんコメントありがとうございます！ごめんなさい😭😭！！狗駒(いぬごま)って読みます！！設定のところにも書いておきますね！ (2022年5月3日 12時) (レス) id: c8f34cf96f (このIDを非表示/違反報告)
玲 - すみません。苗字が読めません，，，教えてくださいぃぃ！ (2022年5月3日 9時) (レス) @page2 id: 1f7f94d054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：坊 | 作成日時：2021年2月25日 23時
