完全無欠は理想を見る【七.つ,の/大\罪】 (男主) season2

chapter.21 ページ6

メリオダスを呼び出した俺は2人で話をする為少し離れた所に行った

主「なぁ、お前も俺に何か隠してないか？」

メ「んにゃ？隠してないけど？」

主「…単刀直入に言う。お前ら"弱く"なってないか？」

メリオダスの眉が動く

メ「気づいてたのか…」

主「お前ら聖騎士ごときにやられすぎだと思ってたんだ」

メ「…」

主「おそらく俺の予想だが…これはマーリンのせいだと思ってる」

そうだ

マーリンにしかこんなことはできないのだから

メ「マーリン！なぜそんなこと！」

主「お前…誰がしたのかわかってなかったのか？」

メリオダスは軽く頷く

メ「俺も薄々気がついてたんだ…昔はもっと強かったって。でもあいつとの戦いで確信に変わった。俺の魔力が前より下がってるって」

主「そうか…」

メ「それより大変なのは常闇の棺だ」

主「バ…お前取られたのか！」

メ「これはやべぇ…」

主「まじかよ…どうする」

メ「取り返すしかねえだろ」

しばしの沈黙

主「悪りぃ。こんな雰囲気になるはずじゃなかったんだ。」

メ「いいんだよ！親友なんだから」

主「お前にはもう1人親友がいるだろ？」

メ「バンの事か。バンも親友だけどお前の方が大切だぜ」

主「全く嬉しい話だなw」

メ「ほら！酒飲むぞ！」

主「俺酒無理」

メ「いいから！」

主「やめろー！」

ああ

こんな風に笑えるのはあといつまでなのだろう

できるならばこれが続いて欲しい

それをずっと願ってる

でも

それでも

どうであっても

世の中は諸行無常

永遠なんてないんだから

へ「いやぁあと一歩撤退が遅れたらやばかった。けどまあ、戦利品があるだけよしとしよう」

ヘルブラムは常闇の棺の刃を取り外す

へ「魔人族復活のカギの一つ、常闇の棺のカケラ…ブリタニアに恐怖が蘇る日は近い」

一方でハウザー

ハ「なんだと！ベロニカが死んだ⁉」

ギ「七つの大罪によるバイゼル襲撃のせいでグリアモールと共に非業の死を遂げたらしい」

ハ「バカな！グリアモールがそんな簡単に！第1、マーガレット姫にどう報告するんだよ！ドレファス聖騎士長は？」

ギ「自室にこもっている」

そして

ギ「この数日でヘンドリクセン派の聖騎士が数を増した。ヘンドリクセン派とドレファス派、均衡を保っていた勢力が崩れつつある。これも聖戦の前触れなのか…」

やはり聖騎士側でも妙な空気が流れているようである

聖戦は近いのかもしれない

＿＿＿

次回or次次回くらいにゴウセル出るかな？

お楽しみに！

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