chapter.36 ページ30
バンの言っていた"用事"
それは"妖精王の森に命を与える"事だった
亡き恋人が眠る場に
バンは自らの手で傷を作り血を注いでいく
ゲ「バン殿。長年に渡るあなたの献身のお陰で、森は再び元の姿を取り戻しつつあります」
バ「礼を言われるほどのことじゃねぇ。俺はエレインの為にやってるだけだ」
そう言ってバンは服を羽織る
バ「お前は先代だか先々代だかの妖精王から仕えてるっつったよな。お前が王になりゃ、周りの妖精どもも喜ぶんじゃねぇの?」
ゲ「人間の王とは違うのですよ。妖精の王は誰が選ぶものでも、まして自ら名乗るでもない。神樹によって選ばれる存在」
バ「だとすれば俺も違うぜ」
ゲ「当然だ。人間風情が。ハーレクインこそ妖精王にふさわしい。お前はこの森の養分に過ぎないのだから」
話の最中突然大きな音がする
一斉に鳥が飛び立っていった
一方キングside
キ「どうしたんだ?森が妙に騒がしい」
鳴り響く地響き
キ「森がまた育っているのか?…いや違う!これは!」
妖精が大変だと言いながら飛んでくる
妖「バン様!森の外におっかねぇ化け物がぁ!」
ジェリコとキングが顔を合わせる
その正体は…
___
ヘ「はぁ、はぁ」
十戒の元から離れたヘンドリクセン
その顔にはもはや前までの禍々しい姿はもうない
ヘ「早く…あの魔神達の事を知らせなければ…」
〜ゼ「何をするにもまずは休息を取ることが最優先だ。女神の封印の作用で魔力がすっからかんに消耗させられている」〜
ヘ「叩くなら…今しかない…奴らが魔力を完全に取り戻したらリオネスが…いや…ブリタニア全土が…」
その場に倒れ込んでしまった
ヘ「ドレ…ファス…必ず、お前を…取り…戻して…」
___
妖精王の森にやってきた化け物
それはメリオダス達が倒したアルビオンであった
ジ「ま、まじかよあの化け物…妖精王の大樹よかでけぇじゃねぇか!」
1人の妖精が言う
妖「やいお前!バン様の許可なくこの森に入るのは許されないんだぞ!」
次の瞬間、アルビオンが広範囲の木をなぎ倒す
妖「に、逃げろー!」
一斉に退散する妖精達
妖「あの時と、20年前の時と同じだぁ!」
森の木々が破壊されていく
ジェリコと共にいた妖精は力が抜けてしまった
ジ「しっかりしろチビ!急いでバンに知らせるぞ!」
妖精達が心配する中
アルビオンに攻撃が
ジ「何が起きた…」
つまり…
妖「ハーレクイン!」
___
次行きます
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麗音 - 1期の15話だったと思います (2020年10月20日 22時) (レス) id: 03eb5cb4ab (このIDを非表示/違反報告)
YU(プロフ) - 麗音さん» 麗音様→誤字すみません… どこのchapterだったか教えていただいてもよろしいですか? すぐに直しますので (2020年7月27日 10時) (レス) id: 414a3925d4 (このIDを非表示/違反報告)
麗音 - カッパじゃなくてわっぱ(童)だった気がします (2020年6月20日 9時) (レス) id: f5da90ae62 (このIDを非表示/違反報告)
YU(プロフ) - かなと様 ご指摘ありがとうございました。以後気をつけていきます。ありがとうございました。 (2019年8月4日 14時) (レス) id: 414a3925d4 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月4日 13時) (レス) id: 9ac913b464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YU | 作成日時:2019年8月4日 12時