悪を従えし者 [オリジナル] [男主] (ページ6)

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初めて3人でダンジョンに行ってみますページ6

主「ねぇ…」

ア「ここどこ？」

サ「アスラ地方だ。正義を重んじるここでは我らは煙たがられやすいかもしれぬな」

主「なんでここ来たんだよ…さっきから視線が痛いなぁ…」

サ「ここに主人にいいダンジョンがあるからだ」

主「？」

＿＿＿

到着

主「ここ？」

サ「そうだ」

見るからに大きめだった

今まで入ったダンジョンとは格が違う

主「えぇ…ここ大丈夫？」

不安で押しつぶされそうになるのだが…

ア「任せなさいよ！」

胸を叩くアンラマンユ

主「うん。サタンもアンラマンユも頼りにしてる」

ア「うん！」

サ「任せるといい」

そしてダンジョンに入っていった

＿＿＿

主「なにこれ…」

中に入って初めて分かったことだが

中はすでに荒らされているような感覚だった

主「どうしてこんなことに…？」

サ「ここはアスラ地方。悪に対しての反抗心は並大抵ではないのだ。仕方ないだろう。おそらく冒険者が入ったのだろう」

ア「全然敵出てこないじゃん！」

主「そうなんだ」

中に入っていくほど、荒らされている形跡は無くなっていったため、どこかで諦めて帰ったのか

それとも…

主「どこかに屍が…」

すると

ア「！」

主「ん？」

ア「マスター！下がって！」

その瞬間

紫色の槍が飛んできた

主「うぇぇ⁉」

のけぞるA

主「なんだよあいつ！」

サ「ソロモン72柱の68番目、貴公子の悪魔であり王である者、ベリアルだ」

主「王.…だって…？」

ベ「ようサタン。貴様も変わったなぁw」

サ「主人よ。下がるのだ」

ベ「貴様がまさかマスターに従えられているとは…人間の犬になったのか？w」

サ「なに…⁉」

ベ「バアルもいっていたが…本当だったんだなw」

サ「我が主人を侮辱するとは…！」

ベ「ヘッw」

終始ニヤつく彼はなんなんだ…

よくわからない…

主「サタン！」

サ「何だ！」

主「…負けるなよ」

サ「…承知」

＿＿＿

激戦が繰り広げられていた

ベリアルが繰り出す攻撃

彼の炎は見たことがなかった

サ「ハァ…ハァ…」

ベ「おいおいw もうギブアップか？お前もフリーの時の方が戦いやすいんじゃないのか？あんな出来損ないのマスターのせいでな！」

サ「クッ…」

悔しかった

憎くて仕方なかった

僕のせいでサタンが…

負けたのか…？

涙が流れた

それと同時に

ア「仕方あるまい。私が出よう」

アンラマンユが歩き出した

サ「…何を…」

ベ「あぁ？」

ア「 見ておけ。これが神だ」