過去(2) ページ7
A「ねぇ、お母さん…お父さんどこいったの？」
個性が発現するなんて思ってなかった私はそんな馬鹿な質問をした。
母「……ど…こに…行ったんだろうね…。」
その日、母は1日中泣いていた。
私を抱きしめて。
痛い、とも疲れた、とも思ったが、何も言わなかった。
お母さんの気持ち、考えてあげなきゃ。
びっくりしたんでしょ？
私の個性、発現しちゃったから。
嬉しかったんでしょ？
お父さんが消えたから。
そう思っていた。
でも、心のどこかでそれを否定している自分がいる。
何が違うの？
───────私が小学校に行くようになってもいじめは続いた。
そう、あの事件が起きたのは…確か、冬だった。
その日はクラスメイトに手袋を取られた。
お母さんが一生懸命作ってくれた手袋。
取り返そうと反発すると、その子達は私の髪を強引に引っ張りながら私の家の前に来た。
「ここだろー！お前が気持ち悪い痣、作ってる家！！！」
「うっわー！ボロい！でもAちゃんにお似合いだね！どうせお父さんもろくな人じゃないんでしょ？」
この子達は私の父が消えた事を知らない。
私の個性のことも。
「どうせ、お母さんも不細工なんでしょ！」
道行く男の子が私たちを見てクスクス笑う。
我慢出来なかった。
そうだ、この家を消して、お母さんと2人でどこか遠くで暮らそう。
誰も知らない、遠い遠い場所で。
A「こんな場所、"なかった。"」
そう言うと家、庭、自転車、すべてが消えた。
それを見てどんどん青ざめていくクラスメイト。
「気持ち悪い！」
「こんな奴ほって帰ろ帰ろ！」
びびりが。
その時、一人の女の子が私から奪った手袋を投げつけて行った。
何故か左手一つだった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
最高5位！！？
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乃乃 - ほのかさん» そういうの言わない方がいいんじゃないですか？？ (2017年7月23日 22時) (
レス) id: f6815c189f (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - うーん……やっぱり、私には好きになれないなぁ。 死柄木さん (2016年9月14日 19時) (レス) id: 128420d2f4 (このIDを非表示/違反報告)
ぼるぼっくす(プロフ) - 霧月＠蛍愛で隊さん» んんん…！やったぁ喜んでもらえた〜！ (2016年8月12日 22時) (レス) id: b5f4daa379 (このIDを非表示/違反報告)
霧月＠蛍愛で隊(プロフ) - ぼるぼっくすさん» ｏｈ・・・！！それは大変ですね・・・。 いよっっしゃぁあああああああ！！！続編(ﾟ∀ﾟ)ｷﾀｺﾚ!! (2016年8月9日 18時) (レス) id: 1bbe61e1fe (このIDを非表示/違反報告)
ぼるぼっくす(プロフ) - 霧月＠蛍愛で隊さん» ほっといたら北海道まで行っちゃいますね…。 (2016年8月9日 17時) (レス) id: b5f4daa379 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼるぼっくす | 作成日時：2016年7月26日 23時
