わんこ７ ページ44
JJ「いいよ。俺が片付けるから。
Aは食事して？」
「あぁ…でも、ジェジュンは明日からアジアツアーなんだから」
JJ「もう用意は全部出来てるから大丈夫。
それより、髪。ちゃんと乾かした？」
「うん、乾かした。ありがとう。
じゃあ、ご飯食べちゃうね」
JJ「うん」
こんな会話の時も、やっぱりAはいつもより僕とは距離をとっていて
僕に風邪を移さないようにと、必死になっているのが分かる
Aも食事を終えると、キッチンでの片付けを終わらせた後
何やらいそいそとゲストルームへ出入りをしていた
それが気になり、Aの後を追いゲストルームへ行ってみると
ベッドの上に、Aがいつも使っている枕があった
JJ「A？」
「わぁっ！ビックリしたぁ〜(笑)」
Aに声をかけると、それにビックリした様に肩をビクッと震わせた
JJ「なにしてんの？」
「今夜は私、ゲストルームで寝るね？
一緒のベッドだと風邪移っちゃうから」
JJ「え？…でも」
そうだ…そうだった
いつもAは風邪をひくとこうしていた
結婚してからはAは体調に気を遣っていて、滅多に風邪はひかないけれど
自分が風邪をひいたときは僕と距離をとる
僕が風邪をひいたときにはそんなことはしないのに
”風邪ひいちゃって…。韓国行くの、またにするね。
…………ごめんなさい”
まだ遠距離恋愛していたころの記憶が
ふと、よみがえる
あの時は……すっごく寂しかったな……
「ジェジュン？」
JJ「…ん？あぁ」
「ジェジュンは今夜はちゃんと早く寝て、ゆっくり休んでね」
JJ「……タイには、来られそう？」
両親と姉はタイでのコンサートに来ることになっている
Aも一緒に
「あぁ、うん。ちゃんと早く治るように頑張るっ！(笑)」
JJ「…うん。無理しないで。Aもゆっくり休んで」
「うん。ありがとう、ジェジュン」
こうして、アジアツアー前日の夜
僕達は別々のベッドで眠った
*
翌朝
JJ「じゃあ、先に行ってるね」
「うんっ！気をつけてね」
JJ「向こうで待ってる」
「いってらっしゃい」
JJ「っ…」
本当はハグもして、キスもしたい
だけど、きっとAは逃げるから
JJ「いってきます」
そっと微笑んで家を出た
バタン…
*
連絡が入ったのは
A達が到着するはずの時間
姉『A、熱がでちゃって。
今回、一緒に来られなかったの』
JJ「熱…。そっか」
Aの笑った顔が直ぐに浮かび
泣きそうになった
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裕(プロフ) - ﾕﾉ☆さん» ありがとうございます(*´ω`*)何にも考えない楽しいコメディーが今度は書きたいです(^-^) (2017年5月2日 12時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉ☆(プロフ) - お疲れ様~~~＆楽しく読めたわ〜次作を待ってるから〜気長に待ってます(^-^) (2017年4月20日 4時) (レス) id: 0de5eabcb0 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ささん» ありがとうございました。そう感じていただけで良かったです(^^) (2017年4月11日 23時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - しあぽんさん» ありがとうございます(^^)ひっそり頑張ります(笑) (2017年4月11日 23時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - まゆまゆさん» ありがとうございました(*´∀`*)少しずつ心を健康にしながら妄想も続けていきたいと思います(^^) (2017年4月11日 23時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年4月12日 1時
