愛しい僕の奥様 (ページ47)

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好き２ページ47

JJ「緊張？」

妹「お姉ちゃんね？毎日手に汗かきながら電話してるんだって！(笑)」

JJ「へっ！？」

Aが居なくなった個室で
ちいちゃんは次々とAの事を僕に暴露していった

妹「会社帰りにお姉ちゃんとご飯食べに行くことが良くあるの、私」

JJ「一緒に住んでないの？」

妹「私は一人暮らし」

JJ「へぇ～」

妹「でね？いつも話すことはジェジュンさんの事ばっかり」

JJ「俺ぇ？」

妹「そう(笑)なんだか夢みたいだって。
憧れてた人と電話できるなんて、夢みたいって(笑)

もしかしたら、同じ夢の続きを毎晩見てるのかもしれないって
真面目に言うの(笑)
面白いですよねぇ～(笑)」

JJ「夢かぁ・・・」

毎晩している長電話
てっきり僕は、もうAは僕に慣れてきたのだと思っていた
けれどそうじゃなくて
夢を見るように僕との電話を、緊張しながら続けていた

手に汗をかきながら、きっとAの事だから
ちゃんと椅子に座ってか、正座をしながら電話していたのかもしれない

そんな姿を想像しながら、電話で話したことを思い出していると
自然に顔がほころんでいく

JJ「っふ(笑)」

淳「ん？どしたの？」

JJ「なんでもなぁい」

淳「・・・？」

不思議そうに僕を見る淳平とは反対に
向かいのちいちゃんは僕を見て微笑んでいる

妹「お姉ちゃんの事、どう思ってますか？」

急に真面目にそう言った彼女は
少しだけ口元に笑みを浮かべて僕の返事を待っていた

JJ「・・・好きですよ」

淳「っ！？」

JJ「毎日電話して～、毎日しゃべってぇ～、毎日笑ってぇ～
そんな時間をAさんと過ごしていると、やっぱり会いたくなって…。
会って話したくなってきます

近くでAさんの笑った顔を見乍ら喋れたらぁ、きっともっと楽しいだろうなって
そう思います」

妹「そうですか。良かったです」

JJ「はい(笑)」

ちいちゃんは、きっと心配だったに違いない

多分、僕の事を最初は信用していなかったのだろう

それもそうだ

お姉さんの追いかけている芸能人が突然目の前にやって来て
お姉さんをもっと知りたいと言っている

きっと家族なら”騙されてる”そうもうに違いない

Aのいない個室で、僕は淳平とちいちゃんにだけ宣言をした

JJ「近いうちにAさんに”好きだ”って言います

会うのは今日で４回目？だっけど…
電話は毎日してるし、Aさんの事
どんどん好きになってきてます

だから協力してください

俺…本気だから」