愛しい僕の奥様 (ページ46)

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好き１【JJ】ページ46

韓国へ戻った僕は、日本に居るAへと
毎日のように電話をした

初めはぎこちなさそうに会話をしていた彼女も
回数を重ねるうちに笑うようになったし
何より、僕に慣れてきたようだった

顔が見られない分、Aは僕を意識することもなく
自然と会話が出来ていたのかもしれない

JJ「今度日本に行くことになって」

『本当にっ！？』

JJ「うん(笑)そしたら会おうよ？」

『うんっ！』

JJ「っは(笑)たっのしみぃ～」

『ふふっ(笑)』

毎晩のように、どちらかが眠くなるまで続いた長電話

僕の勘違いじゃないとしたら、Aも電話を切りたくない

そう思ってくれてるのかなぁ…

僕の話に楽しそうに何度も相槌を打つ彼女を感じるたびに
もう一度会いたい
会って、自分の気持ちを確かめたい
そう、思うようになっていった

そして再び日本へ訪れた僕は
前日の夜にAと会う約束を交わした

二人きりで会いたかったけれど、Aはまた４人でと僕に言った

きっと、まだタイミングが早いだけだ

そのうちきっと二人で会う機会が来る
そう信じて、僕は４人で会うことをOKした

約束の日

今度は淳平に店の予約を任せた僕は
約束の時間に、指定された店にタクシーでやって来た

名前を言うと個室に通され、扉を開けると
そこにはもうすでに３人の姿があった

JJ「ごっめーん！おくれった」

淳「ジェジュンっお疲れ様っ！待ってた～」

妹「こんばんはぁ～。この前はどうも」

JJ「あぁ、こんばんはぁ。お久しぶりでぇ～す」

次々と挨拶を交わす僕たち
その横で、一人目をパチクリとするAの姿があった

JJ「っは(笑)Aさん、こんばんは」

「こっ、こんばんゎ・・・」

JJ「あっれぇ～？今日は元気がないですねぇ～(笑)」

「ぁぁ・・ははっ・・・///」

電話では楽しく話せるのに
会うとこれ…

人知れず小さくため息をついた僕は
淳平に飲み物を頼んだ

JJ「焼酎おねがぁ～い」

淳「わかった、ちょっと行ってくるわ」

そう言って立ち上がった淳平

その姿を見て、僕の斜向かいに座っていたAが立ち上がった

「あっ！わっ、私っ！行ってくるっ！」

淳「え？でもぉ…」

「ついでに適当におつまみ頼んでくるからっ！」

そう言って慌てるように部屋を出て行った

JJ「なんか、悪かったかなぁ？」

淳「行ったのになぁ～」

妹「あはは(笑)緊張してるみたいだから、ここから出たかったんじゃないのかなぁ？」

そう言ってちいちゃんは笑った