愛しい僕の奥様 (ページ37)

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堕ちる３ページ37

YN「えっ！？」

初めてAの口からAの気持ちが聞けた事に

僕はびっくりしたのと同時にテンションがマックスになった

YN「Aっ！今なんて言ったの？もう一度言ってっ！？」

CM「ヒョンは少し黙ってて」

YN「だってっ！今っ”好き”ってAがっ！」

そんな僕をよそに、チャンミンは話しを続けた

CM「それは、男としてですか？」

「そうです。男性として…好きです」

YN「じゃぁっ！Aっ！」

CM「じゃぁ、これから付き合うんですか？」

「…わかりません」

YN「やっと僕たち恋…えっ？A？」

「ユノさんの事は…好きです。でも、きっと…私じゃない筈です」

YN「A？」

CM「どういう、ことですか？」

「…怖いんです」

CM「怖い？」

YN「怖いって？」

「ユノさんは芸能人で人気があって…韓国の方で」

YN「A・・・？」

「いつも傍にいてくれるわけじゃない。ましてや日本にもいないことがほとんどで」

YN「Aっ！それはっ！」

「これ以上ユノさんを好きになったら…きっと辛い」

YN「A…」

「怖いんです。ユノさんを失った後が」

初めて知った

Aの気持ち

僕たちはお互いを好きだった

なのに・・・

僕はAになんて言って不安を取り除いてあげればいいのだろうか

心配しないで、僕の胸に飛び込んできてもいいんだって

そうちゃんと彼女に理解してほしいのに

どんな言葉を言っても、今はどれも違うような気がした

僕は隣りに座っているAを、そっと抱きしめた

「っ・・・」

YN「どこにも行かない。Aが僕を好きだって言ってくれるかぎり
僕はどこにも行かない。だから・・・そんな事言わないで？」

「ユノさん・・」

CM「ユノは結婚したいって言ったんです」

「えっ・・」

僕の腕の中でチャンミンの言葉に驚いて顔を上げたAは

チャンミンを見たまま固まってしまった